夫婦関係が劇的に変わる! 「傾聴力」重視のコミュニケーション


夫婦が40代、50代になると、子どもも大きくなり、共通の話題も徐々に減ります。それぞれが自分の時間を大切にしたくなる時期が訪れます。夫は自分の趣味を追求し、妻は友達とショッピングや旅行に、という夫婦も多いのではないでしょうか。

お互いを「尊重している」と言えば聞こえが良いですが、一緒に過ごす時間が減れば共有する感情も減り、夫婦関係がどんどん疎遠になっていきます。挙句の果てには60代で妻から突然離婚を切り出されるということにもなりかねません。

男性が「コミュニケーション」に対して持つイメージ

そんな事態を防ぎたければ、積極的にコミュニケーションの時間を確保するしかありません。こういうと多くの男性の方は「いったい何を話せばよいのか分からない」と言います。

その時点で奥さんの心を掴むことはできないこと「確定」です。

男性は「コミュニケーション」というと、会社のミーティングのようなものを想像します。対処すべき問題があり、それを解決するためにそれぞれが知恵を出しあい、一つの方向に向かっていくという感覚です。

それはそれで確かに充実感がありますが、夫婦の日常に頻繁に対処すべき問題が生まれるわけではないでしょう。子どもの教育を共通のタスクとして取り組んでいた30代、40代はまだしも、50代、そして60代となるにつれ、子どもが「かすがい」となることも減ります。

女性が「コミュニケーション」に求めているもの

この問題の答えを知りたければ、会社で女性同士の会話に耳を傾けてみましょう。そこには「解決すべき問題」も「明確な方向性」もありません。ただ、日常で耳にした、目にした事柄をおしゃべりしているだけです。

これこそ、女性が「コミュニケーション」に求めているものです。

言い換えると、男性はコミュニケーションを問題解決の「手段」であり、大事なのは結果だと捉えていますが、女性はコミュニケーションの「過程」そのものを楽しんでいるのです。

夫はとにかく「傾聴」しよう

ですから、奥さんの必要を満たすためには夫が面白いことを話す必要もありませんし、奥さんが話したことを分析して、解決してあげる必要もありません。

「傾聴」すれば良いのです。

ワシントン州立大学のジョン・ゴッドマン博士は、3000組の夫婦を対象に10年以上にわたって行った調査に基づき、たった15分の会話でそのカップルが4年以内に離婚するかどうか85%の確率で言い当てられると言います。

そうした夫婦の特徴はずばり、「相手の話を聞き流す」「相手の意見に否定的な態度を取る」の二点だそうです。

興味深いことに、これらの夫婦も全く会話をしていないわけではありません。問題は「傾聴」していないことなのです。

つまり、「傾聴する」とは奥さんと話す時は何をしていても手を止めること、そして相手が話した内容をまずは「そうだね」「そうだったんだ」「大変だったね」と受け入れることです。

人によっては「目的も方向性もないおしゃべりにつきあっていられない」と思うかもしれません。しかし、覚えておきましょう。感情的に満たされた女性は夫のためにとてつもない力を発揮してくれるのです。

そして、老後に備えてそんな夫婦関係を築きたいと思われませんか?


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

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