成功したいならたっぷり寝よう 睡眠が必要な「これだけの理由」


どの時代、どの場所の人間にも平等に与えられている資産、それが「時間」です。

限られた時間の中で多くのことを成し遂げ、成功したいと思うなら、自分が情熱を傾けていることに少しでも多くの時間を費やしたいというのは自然な発想です。

ショートスリーパーってどうなの?

1日が24時間である以上、何かに時間を使えば、別のことを諦めなければなりません。そこで、多くの人がついついしがちなのが、睡眠時間を削ることであり、書店にもショートスリーパーになるためのノウハウ本が多く出回っています。

しかし、限られた時間の中で多くのことを成し遂げ、成功したい人こそ、たっぷり寝なければなりません。理由は簡単、睡眠不足は脳のパフォーマンスを下げ、健康を損なわせるからです。

睡眠が必要な理由

理由1:脳に与える影響

まず、睡眠不足が脳のパフォーマンスに与える影響から見てみましょう。

日本睡眠学会によれば、睡眠不足による生産性の低下で3兆円の経済損失が生まれていると言います。

なぜこうしたことが生じるかというと、人間の脳は睡眠中に、パソコンでいうところの「デフラグ」を行っているからです。

デフラグを行えば、不要なファイルが整理され、パソコンの処理速度が上がるように、睡眠によって脳は1日の短期記憶を長期記憶として保存するかどうかを判断し、次の日の活動に備えています。

もし、その時間が足りなければ、脳の中はずっと散らかしっぱなしの状態です。7時間以上のしっかりした睡眠時間をとれば頭がすっきりとしているのは別に「そんな感じがする」だけではなく、もっともな証拠があるのです。

理由2:体に与える影響

また、睡眠は脳だけでなく、体調に大きな影響を与えます。

まず、睡眠が足りなければ免疫力が確実に下がります

わたしたちの免疫は交感神経と副交感神経のバランスによって保たれていますが、夜しっかり眠ることによって、副交感神経が優位に働きます。副交感神経は白血球のうちのリンパ球を増加させ、それはウィルスを退治してくれます。

つまり、睡眠不足で交感神経がいつも優位の緊張状態が続けば、ウィルスの攻撃に弱い体になり、最悪の場合、ガンを発病しやすくなります

実際、昼夜逆転の生活を送っている男性はそうでない人よりも、前立腺癌を発症する危険が3倍高くなると言われています。

考えてみますと、与えられた10年の時間、睡眠時間を削って生産性を下げて長時間働き、なおかつ健康を損ない、最終的に命を失うとしたら、誰もそんな生き方を「成功者」として評価してくれないでしょう。

であれば、睡眠時間を増やし、起きている時間は減るものの、作業中の時間の生産性を高め、しかも健康な保ちながら自分の好きなことを長く続ける方が良いのではないでしょうか。

ショートスリーパーで成功している人は確かにいますが、遺伝的な要素に大きく依存するといいますし、そんな「稀なタイプ」の人を真似るよりは、自分が凡人と認めて、可能性の高いことから始めるほうが知恵のある方法なのではないでしょうか?


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

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