中国医学に学ぶ、健康を維持するための3つの秘訣

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日本ではまだまだ西洋医学が中心ですが、どちらかというと局部に注目して対処療法を行う方法論に疑問を感じる人たちも増えており、人間の体を全体で捉える中国医学に関心を持つ方もおられるかもしれません。

中国医学はあまりに奥深すぎて、ここでは根本的なところには触れませんが、健康維持に役立つ3つの知恵をご紹介しましょう。

1. 体を冷やさない

中国人は医学のことを知らない普通のおじさん、おばさんでも習慣的に「冷え」にとても敏感です。例えば、「医食同源」という言葉もある通り、中国人は食べるものが体を冷やしもすれば、温めもするということを知っています。

そのため、体の熱を奪う野菜(例えば瓜系)を冬に食べたりはしません。また、日本人みたいに冬に冷たいジュースを飲んだり、アイスクリームを食べたりはしません。逆に夏は積極的に体を浸す野菜をとることを習慣にしています。

2. 食べる際に「陰と陽」を意識する

中国医学の根本的な発想の1つに「陰陽説」があります。これは中国の医学だけではなく、中国の宗教や哲学とも密接な関連がありますが、宇宙の万物は「陰と陽」のエネルギーからできているという発想です。そして、この対立するエネルギーをうまく調和させることに心を砕きます。

例えば、中国人は脂っこいもの、辛いものばかり食べているように見えますが、実は陰陽説に基づいて、それとは逆の特性を持つメニュー、例えば薬草が入ったスープや青菜を加えたりしています

3. 生活の中で「気」をイメージする

中国医学の別の発想の1つに「気」があります。「気功」や「太極拳」などはどれも体の「気」をコントロールする方法の1つですが、「気」とは一体何なのか、と言われると中国人も答えに窮すると思います。

西洋医学は医療機器などを使ってミクロの世界までを分析し、それに基づき理論を組み立てますが、中国医学は症状から観察し、演繹的に理論を組み立てていきます。

ですから、この「気」とは中国医学が今日まで伝えられてくる中で確立された一種の仮想の概念と言ってもよいかもしれません。この「気」を使うと病気になる原因などがぴたっとうまく説明できるので、便宜上使っているということなんだと思います。

中国人はこの「気」がスムーズに流れることを重視します。按摩や、最近みかける刮莎(かっさ)などもすべてエネルギーの流れを良くするためのものです

頭がよく働かないとき、体がだるいときなどは「気」が滞っているのでは、というイメージを持って、ストレッチをしたり、血流をよくするための食材(生姜、レバーなど)を取り入れたりしてみると良いかもしれません

西洋医学偏重の日本社会において、すこし中国医学の発想を取り入れてみてはいかがでしょう。


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

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