ギョーカイ用語の基礎知識 ~数字編~


逆さ言葉だけじゃなかったギョーカイ用語。主に音楽業界やTV業界で使われることが多い、カタカナのギョーカイです。今回は数字にまつわる言葉をご紹介します。

数字のドレミ

「今日のラーギャー、ツェーマンしかないってさ!」
「えー? ツェーなの? デーは欲しいよね?」

なんて会話をしているのはミュージシャン達です。スタジオミュージシャンやハコバン(お店の専属バンド)のメンバーがギャラの金額を表すための隠語です。この数字はギターやピアノのコードでよく目にする「C・D・E・F・G・A・B」が基本になっています。

「ドレミファソラシ(ド)」のことです。音楽の都ドイツではこれらを「ツェー・デー・エー・エフ・ゲー・ベー・アー」と発音します。そう、ローマ字的な発音です。

Cが1、順にAが7を意味しますので、従って先程の会話は「今日のギャラ、1万円しかないってさ!」、「えー? 1なの? 2は欲しいよね?」となります。使い方には少し注釈があって、E(エー)とA(アー)のややこしさからEはイーと発音し、BはGと間違うことから、アルファベットでGの次の文字、H(ハー)を使います。2万5700円は「デーマン・ゲーセン・アーヒャクエン」となります。

音階に無い数字は?

ここで疑問! では、8は? 9は? 0は? ごもっともです…、ご説明しましょう。

音階は8音目で次の「ド(C)」へ繰り返す訳で、8の表す音階はありません。そこで、8音を表す「オクターブ」を使います。勘の良い方ならお気付きでしょう。タコはオクトパス、8本足ですね。(注:テンタクルスは烏賊ではなくて触手の意味です。テンが付くのでややこしいですが…)

そして、9は和音に使われる「9th(ナインス)」を使います。そこだけ英語かいっ? と突っ込まれそうですが、ギターなどのコードに書き足して使われています。例えば「Dm9」と書き記し、ブルースなどではよく使われるコードです。9万はナインスマンです(笑)。

そして0を表す文字はありません。もっぱら口語で使うだけですので、文字にする必要はなかったのです。10万や100万の発音は「ツェージュウマン」、「ツェーヒャクマン」と言います。

何の役に立つかは全くもって不明ですが、話のネタとしてお使いください。

昨秋「ゲージュー」を迎えた筆者は、明日からアゴ・アシ・マクラ込み「アーマンゲーセン」のお仕事で出張です。


この記事の著者

竹内 英司

竹内 英司

50歳にして5歳児の父。育児から政治までを語る、主夫兼在宅ライター。

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