賛成?反対?子どもに「iPad(アイパッド)」を与えるべきか?


アラフォーの子どもたちはいわゆる「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代。つまり、生まれたその時からIT機器に囲まれて育ってきた子たちです。

それに対してアラフォーは「ファミコン世代」、ITに対する見方が大きく異なり、子どもにアイパッドを始めとする電子機器を与えるべきか大いに悩むところです。

パパママのITリテラシーは低い

2014年のある調査によると、平均4歳児の子どもを持つ親の中で「子どもにスマホを使わせてはいけない」と回答したのはわずか8%に過ぎず、そうした親の子どものうち、0歳児の24%、1歳児の74%、2歳児の85%がスマホを使用しているとのことです。

それだけの比率で子供たちがスマホを使用しているのに、4分の1の親たちはフィルタリング機能などを使ってもいないし、知らないと答えたそうです。

禁止すれば良いのか?

アラフォー自身が子どもの頃に経験があると思いますが、こうした電子機器は禁止したところでほとんど意味がありません。

ファミコンを親が買ってくれなければ、友達のうちに行ったり、隠れて買ったりしたことでしょう。

まして、今の子供たちにとってITは「ゲーム機器」というよりは、アラフォーにとっての洗濯機や冷蔵庫と同じくらい当たり前過ぎるもの。それを禁じたとしても子供たちは戸惑うだけです。

重要なのはどんなアプリやゲームを選ぶか

それで大切なことは、子どもの発育に合わせて、適切なゲームやアプリを選ぶことです。

覚えておくべき重要な概念は、子どもが大人に比べて能力が劣っているわけではない、ということです。

子どもは子供時代の数年間のプロセスを経て、この世界で生きていくための認知の仕方を学んでいるのです。

例えば、2歳までの子どもは親が目の前からいなくなると不安に感じ、泣き続けます。それはその子に認識の中では目の前にいない存在は消滅したのも同じだからです。

他の場所に存在し続けているという認知の仕方はまだ培われていません。

そんな認識しか持っていないような子に、ディスプレイの中で「現れては消え、消えては現れるような」ゲームや映像を見せ続けるべきなのか、親たちは真剣に考えてみるべきです。

また、6歳児まではあまりの多くの機能や色を処理することができません。ですから、大人が遊ぶようなゲームをただ単に単純化したものではなく、ルールやデザインがシンプルなものを選ぶべきでしょう。

IT機器を頭ごなしに否定するよりは、現実に触れられるものも含めて、子供たちの発育にどんなものが有益なのか、役立つのかということを親がもっと心を砕いて知る必要があると言えるかもしれません。


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

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