
アラフォー世代は社内や、顧客向けにプレゼンをする機会も多いと思います。あなたはプレゼンするのが好きですか?
多くのアラフォーはもしかしたらプレゼンに苦手意識を持っておられるかも知れません。
以下にご紹介する3つのコツを身に付ければ、次のプレゼンが「楽しみ!」にまではならないとしても、少なくても緊張をかなり減らし、聴衆をかなり惹きつけるプレゼンができるはずです。
その1 何のためにプレゼンをするかを再確認する
プレゼンでも、人前でスピーチすることでもやたらと緊張する人には一つの特徴があります。それは「自分に注意が向いている」ということです。
「プレゼンするのに自分に注意を向けるのは当たり前だ、うまくやりたいのだから」という方はその時点で意識改革が必要です。
プレゼンの目的、それは聴衆に「優秀な自分を見せること」ではありません。
スピーチが終わった後に、上司から「君のスピーチ、スティーブ・ジョブズも顔負けだったよ」と言われることではないのです。素晴らしく見やすいパワポ資料を準備することでもありません。
プレゼンの唯一の目的、それは聴衆に商品やサービスの魅力を伝えることです。そのことさえ達成できれば、スピーカーはあなたでなくても、誰も良いのです。
それがわかった時点で、気持ちが随分と楽になるはずです。
その2 多くの内容を詰め込み過ぎない
聴衆の集中力には限界がありますし、多くのことを聞いても人間はすぐに忘れます。5つのことを伝えようとしても5つのことが相手の心に届くことはありません。
せいぜいそのうちに1つか2つが限界でしょう。
であれば、最初からメッセージを絞って、それを徹底的に論拠づけるようにしてみてはいかがでしょうか?
もっとも強調したいメッセージは繰り返しプレゼンの中で登場させるのです。
その3 最初のつかみには細心の注意を傾けて準備する
落語でもそうですが、いきなり本論に入るのではなく、噺家と聴衆の距離を縮めるために「枕」と呼ばれる小咄は話されます。
プレゼンにおいても、「おっ」と聴衆の注意を惹きつけるような「つかみ」を準備しておきましょう。
例えば、TEDで登壇したときも多くの聴衆を魅了した、アメリカの作家ダニエル・ピンクはこのようにプレゼンを始めました。
「最初に告白させてください。20年ほど前にしたあることを私は後悔しています」
自分が後悔するようなことは普通人に話しませんから、「何だろう」と関心を釘付けにすることができるのです。
話のつかみの目的は「聴衆との一体感を生むこと」、心を砕いて準備しておくことが大切です。
他にもプレゼンの秘訣は山程ありますが、まずは上に挙げた3つの事を心がけてみてください。