職場での過剰な「報連相」が生むマイナス効果


報連相と言えば、日本中のサラリーマンがその意味を知っていて、社会人のごく初期の段階で、徹底するように指導された経験があるという人も多いのではないでしょうか。

しかしこの報連相に、最近では疑問を呈すような声も聞こえているのです。

報連相は時間の無駄

報連相を徹底するために、日報などを中心として、様々なツールや仕組みを導入している組織があります。

このような組織で働いている場合、何か特筆すべきような事がなくても、定期的に報告などを挙げなければなりません。

日報に書く事柄を一生懸命考えるために時間を要してしまうという事態が起こり得るのです。

本来であれば営業成績を上げたり、業務を改善したりするために使わなければならない時間を報連相に取られてしまうというわけです。

報連相は責任感の欠如につながる


仕事を与えるという事は、その仕事に対しての職責や権限も与えらているということです。この職責や権限の範囲内でいかに結果を出すかが、ビジネスマンの仕事ではないでしょうか。

逐一報連相を行っているようですと、話は変わってきます。

物事をジャッジするのは常に報連相を受けた上司で、部下はその通りに行動するようになります。行動した結果をまた上司に報告し、指示をもらうという繰り返しになります。

仮に結果が出なかったとしても、上司の指示通りに行動した事に満足してしまうのです。

幸運にも結果が出た場合も、達成感は乏しのではないでしょうか。全ての判断は上司が行っているのですから。

報連相ばかりをしていると、自分の仕事に対しての責任感が圧倒的に不足してくる可能性があるのです。

コミュニケーション不足に陥る

報連相を過剰に行うような組織ではコミュニケーション不足に陥るという話もあります。

報連相を徹底するために、日々会議や業務報告書を提出するようになると、伝える情報はそのタイミングでのみ報告するようになります

部下はちょっとした報告や相談があっても、報連相を行うタイミングまで待つようになってしまいます。

上司も、気になることがあっても気軽に声をかけるような事はなくなり、報連相の場でのみ、その状況を確認するようになるのです。

上司部下、お互いが何気ない会話をしながらタイムリーに情報共有を行うのが本来必要なコミュニケーションではないでしょうか。

40代は上司としても、部下としても、報連相に関わることがある世代です。

過剰な報連相は行わず、本来の業務に集中する組織づくりをしたいものですね。


この記事の著者

景山 哲司

景山 哲司

札幌在住のサラリーマンです。通信会社、菓子メーカーなど3度の転職を繰り返し今にいたります。 40代に突入し、ようやく働き方のコツがわかってきました。効率的に働くをモットーに日々奮闘しています。

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