ビッグデータから分かった 組織には成功の法則がある


最近「ビッグデータ」や「ディープラーニング」といった言葉を良く目にします。この言葉がビジネスにどんなインパクトを与えているのかを知るためにはもう一つどうしても欠かせないキーワードがあります。それが「Iot(モノのインターネット)」ですが、あらゆるモノや端末にネットが繋がり、ものすごい量のデータ、つまりビッグデータを分析するようになっていろんなことが分かるようになってきています。

会社でのおしゃべりこそが重要?!

例えば、あるコールセンターで働いている従業員を対象にビッグデータが収集されました。従業員一人ひとりがウェアラブルセンサーを付け、そのセンサーがひとりひとりの行動に関する膨大なデータを収集、その分析結果は意外なものでした。

このコールセンターで生産性の高い仕事をしている従業員には一つの特徴がありました。それは頻繁に他の従業員と休憩中におしゃべりをしていたということです。

それで、このコールセンターでは、それまで従業員の休憩をローテーショーンにして、個人がバラバラにとっていたそうですが、それを数人ごとのチームで休憩するように変更、そうなると、そのチームが休憩中に一緒におしゃべりすることができるようになり、生産効率が格段に上がり、大幅なコストの削減に繋がったそうです。

一般的に会社でのおしゃべりは「ムダ」と考えられがち、また経営者からしてみれば、社員の勤務時間は多く、休憩時間は少ないほうが良いということになるのでしょう。

しかし、ビッグデータの分析結果は決してそのことを裏付けてはいません。逆に、一見、ムダのように思えるたわいもないおしゃべりこそが会社の社員をチームとし、一人ひとりに主体性を培うのに役立っているのかもしれません。

ビッグデータを活用することにより、感覚に頼らない「幸福な働き方」が可能

どの会社もこうしたビッグデータを活用した生産率向上が出来るわけではありませんが、こうした分析結果はこれからもどんどんと明らかにされるでしょう。

そこから分かることは単に人間の感覚や経験に頼ったものではなく、データによって裏付けられた「客観的な真理」とも言える事柄です。

これまでは「幸福が何なのか?」、「どうしたら生産性が上がるのか」、いろんな見方があり、十人いればそれぞれにノウハウがありましたが、ビッグデータによって、それが変わってきます。

「幸福」には一つのかたちがあり、やみくもに仕事をしたところで、生産性を上がるわけもないことがわかっています。それを自分の働き方や会社経営に取り入れるなら大きな武器になるはずです。


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

この著者の最新の記事

関連記事

ページ上部へ戻る