「もうアラフォーなのに自分がよくわからない」という人への処方箋


「あなたって、神経質?」

この前、友達から突然言われてしまいました。自覚はありません。すごくショックでした。まわりの人が自分のことをどう思っているか。そして、自分で自分のことをどこまで理解しているか。意外にも、私たちは自分のことをわかっていないのです。

じつは、心理学ではさまざまな分類方法があります。たとえばそれは、「気質」や「性格」などです。これらの分類を通じて、自分とはどういう人間なのかを知ることができます。

では、分類方法にはいったいどのようなものがあるのでしょうか。そしてそれぞれ、どのような違いがあるのでしょうか。

今回は、自分を知るための第一歩、「気質」、「性格」について学んでいきましょう。

気質は3分類


気質とは、物事に対する感情的な反応の傾向をいいます。この分野で有名な人は、気質を体型で分類したドイツの精神医学者クレッチマーです。

ふくよかな肥満型の人を「躁うつ気質」、細くてやせ型の人を「分裂気質」、がっちりとした筋肉型の人を「粘着気質」と分類しています。この分類方法は、現代でも一般的に用いられています。

肥満型の躁うつ気質は「社交的で温厚」、痩せ型の分裂気質は「非社交的で無口」、そして筋肉型の粘着気質は「几帳面で義理堅い」という分類がなされています。

ここであなたはこう言うでしょう。「自分には、当てはまらないと思う」。あるいは、こう感じたかも知れません。「この分類はおかしい。たとえば、肥満型の人はすべて社交的であるとは言い切れないのではないか」。

じつは、この体型による分類は、精神科医だったクレッチマーが、精神疾患を患っている人について分析したものなのです。したがって、精神状態が正常な人にはあてはまらないのも無理はないのです。ここはひとつ、参考程度にとらえておきましょう。

性格は6分類


性格とは、行動の意欲や傾向のことです。この分野で有名な人は、ユングやシュプランガーです。じつは、人の性格は複雑であり、分類はいろいろな方法が存在します。

たとえば、シュプランガーは、人の価値観を6類型にとらえています。

知識重視の「理論的人間」
金銭重視の「経済的人間」
芸術重視の「審美的人間」
道徳重視の「社会的人間」
地位重視の「権力的人間」
信教重視の「宗教的人間」

があります。

ここであなたはこう言うでしょう。「自分の性格が完全にわかる方法はないのか?」。

人の性格は複雑であり、どの分類方法にも一長一短があります。それでも、これらの分類方法を用いることにより、私たちが自分を知るための手掛かりをつかむことはできます。

ひとことで「自分を知る」と言っても、その方法や分類はさまざまです。なぜなら、人の性格は複雑だからです。

「あなたって、神経質?」 もしあなたがこう言われたとしたら、そのときどう反応しますか? それが「気質」です。そして、普段からの行動傾向が「性格」です。

まずは、自分の物事に対する反応と、普段の行動を振り返るところからはじめませんか? 性格テストなど受けなくても、それだけで「自分のこと」がわかってくるかもしれません。(執筆者:KN)


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