梅雨のジメジメが苦手…元気が出ないのは湿気のせい? 湿気を体から出す薬膳スイーツ


日本は季節の変化に富んで、四季折々の違いを楽しめるのがよさなのですが、6月の梅雨の時期になると毎日雨がしとしとと降ったり、湿度が高くて、気持ちが晴れないばかりか、体調も悪くなるということがあるでしょうか?

中国医学では六邪「風、寒、暑、湿、燥、熱」というものがありますが、これら六つのうちの何かが体の中で強くなりすぎることで様々な病気を起こすとされています。湿度の「湿」もその一つですが、一番厄介な「邪」といわれています。

湿気が身体に入り込んで内臓の働きが悪くなると、体がだるくなったり、むくんだり、湿疹がでたりするばかりか、ひどくなると関節炎やリウマチ、脚気、痛風、血液の病気や免疫系の病気も引き起こしかねません。

体に湿気が溜まっているかどうかはどうすればわかるでしょうか?

調べる幾つかの症状があります。体がだるくて朝起きられない、頭痛がする、舌苔が生える、便が柔らかくキレが悪い、皮膚にかゆみを伴う湿疹ができるなどです。

とくに排便に関しては、普段便秘なのにやっと出た便が柔らかくネットリしている場合は湿度の溜まりがかなりひどくなっているといえるでしょう。

中国医学では湿度が現代病の根源であるともいわれます。湿度は天気や食べ物に影響されて男女の別なく体に溜まりますから、湿度をしっかりと体から排出して、嫌な梅雨時期の身体の不調とおさらばしましょう。

湿気を体から出す方法には、運動して汗をかく方法と食べ物で出す方法がありますが、ここでは薬膳のスイーツで湿気を出す方法をご紹介したいと思います。

湿気をとる薬膳スイーツ
≪あずきとハトムギの糖水≫


≪画像元:http://www.xiachufang.com/recipe/100465789/≫

材料
・小豆 1/2カップ
・ハトムギ 1/4カップ
・水 1L
・氷砂糖 大さじ1~お好みで(・茯苓 大さじ1 手に入ればで)

作り方
・小豆とハトムギ(あれば茯苓も)を一晩水につけておく。
・小鍋に砂糖以外の材料をすべて入れ、中火で煮込む。煮立ったら弱火にしてコトコトと小豆が柔らかくなるまで煮る。(圧力鍋があればそちらでもOK)
・豆が割れてやわらかくなったら氷砂糖を入れて、溶けたら味見をし、お好みの甘さになったら出来上がり!

日本のお汁粉に似ているスイーツです。簡単に作れて、毎日飲むことで体の湿度を排出することができます

砂糖を入れないのが一番健康に良いのですが、味がおいしくないと飲み続けられないので、自分がおいしく飲める甘さにしてしまって構いません。白砂糖ではなく氷砂糖かキビ砂糖などの天然素材のものを使うとより体に優しいです。

小豆は栄養価が高く、糖質、たんぱく質、ビタミンや食物繊維、カルシウム、カリウム、鉄分を含んでいます。ビタミンB1には糖代謝を促進する作用、解毒作用があり、疲労回復や内臓を活性化する効果があります。

また豊富なカリウムやサポニンという成分にも利尿作用があり、湿気を排出してむくみをとることができます。サポニンには便の固さを調節する作用もありますから、便がねっとりしていてキレが悪いという症状も改善することができるでしょう。

その他にもハトムギは漢方では薏苡仁(ヨクイニン)と言われ非常によく使われる食材です。利尿作用があり体内の余分な水分を排出してむくみをとる効果、内臓を活性化させる作用があります。

たんぱく質や食物繊維が非常に豊富ですし、カルシウム、鉄、ビタミンBも含んでいます。他にも皮膚の代謝を促進し、イボができたときに摂取するとイボが消えるなど美容効果もあります。

漢方の材料が手に入るならここに茯苓(ブクリョウ)を入れて煮込みます。茯苓には健脾作用と利尿作用があり、湿気を排出する効果がさらにアップします。

この組み合わせはダイエットにも効果がありますから、中年太りを気にされている方は一石二鳥の効果が期待できるでしょう。

また小豆とハトムギの薬膳糖水をベースにして、症状に合わせて漢方材料を変化させ入れることで、様々な体の不調に対応することもできます。詳しくはまた別の記事で取り上げますのでお楽しみに!(執筆者:cuco)


この記事の著者

久古 かをり

久古 かをり

調理師で食べることと簡単でおいしい料理を作ることが大好き!トラベラーでもあり英語圏、中国語圏を渡り歩いて各国の料理を食しているうちに漢方・薬膳に出会い、「医食同源」の言葉に共感して体の不調を食べ物で治す方法を学ぶようになる。現在生活の大半を香港とその周辺の広東圏で過ごし、漢方と香港スイーツを習得中。

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