アンチエイジングにおうちで漢方酒を作ってみませんか?


いつもと同じように生活しているはずなのに、最近疲れがとれにくくなったと感じたり、同じ量を食べているのにお腹周りに肉がついてとれなかったり、または精力がなくなってきたと感じているなら、それはエイジングによるものかもしれません。

30代半ばあたりから、年をとるごとに代謝の速度が落ちて今までは平気だったのに…ということがいろいろ起こってきます。そんな時にはアンチエイジング効果の高い食べ物を補充して細胞を若返らせてあげましょう!

スーパーフード「クコの実」


最近スーパーフードの一つとして注目されているものに「クコの実」があります。

中国では料理に入れたり、おやつ代わりにそのまま食べられていますが、このクコの実のアンチエイジング効果がすごいんです。ナス科のナガバクコの果実ですが、小さな赤い楕円形をしており、日本でも比較的おなじみの中華材料なのでスーパーでも売られています。

「クコの実」は中国医学では肝臓や腎臓の働きを助けて疲労回復効果をもたらしたり、血糖値やコレステロール値、血圧を下げる効果、静脈瘤を予防する効能もあります。

また眼精疲労や喉の乾燥による咳を和らげる作用、免疫力を強化して精力をつける効果もあります。乾燥している地域で栽培されるクコの実は食べることで体の血や水分を潤すことができます。

このクコの実は「人参」と一緒にお酒につけると、養生酒としてアンチエイジング効果がさらに高くなります。

補薬の王「人参」


人参といってもいつも食べているオレンジ色の野菜のニンジンではありません。日本名ではオタネニンジンと呼ばれ、ちょうせん半島や中国の東北部で採れるいわゆる「高麗人参」のことです。

オタネニンジンの根を乾燥させたものを指しますが、漢方では温、甘、微苦に属しているので、冷え性や虚弱など体が弱ったり疲れているときに活躍してくれる漢方植物です。

滋養強壮に優れ、新陳代謝を活発にし、免疫力を高め、神経を興奮させることで疲れや元気が出ないなどの症状を回復してくれます。

含水エタノールエキスには副腎皮質ホルモンの分泌を促進させる作用があり、ストレスに対して強い身体を作りますし、血圧を下げたり、血糖値の抑制、赤血球やヘモグロビンの増加など血液に作用してアンチエイジング効果を高めるので、「補薬の王」とも呼ばれています。

熟地黄


≪画像元:http://www.yomeishu.co.jp/genkigenki/crude/111129/≫

クコや人参と相性のいい漢方材料に地黄(じおう)があります。

ゴマノハグサ科ジオウ属植物の根茎のことで、生のままや乾燥させたものもありますが、ここでは蒸して乾燥させた「熟地黄」を使います。

中国医学では人参と同じく「温甘」を表し、身体を温め内臓の働きを活発にしたり、血の巡りを良くし、血糖値や血圧を下げたり、滋養強壮作用、利尿作用などがあります。

人参地黄クコ酒を作ってみよう!

お酒には血の巡りをよくする作用があります。クコと人参、地黄で補強された効果を体中に巡らせることでより効果を発揮してくれるので、お酒に漬け込んで食前酒や寝る前の一杯として飲んでみてはいかがでしょうか?

クコはスーパーでも買えますし、人参、地黄は漢方薬局で手に入れることができます。人参はかなり高価ですのでもし高すぎると思う場合には、クコと地黄のみで作ることも可能です。

≪人参クコ酒≫

≪画像元:http://ameblo.jp/ayus-sachi/entry-12039997662.html≫

・クコの実 50g
・人参 3g
・熟地黄 15g
・氷砂糖 50g
・ホワイトリカー 1L
・材料のクコは乾燥したそのまま、人参と熟地黄は漢方薬のお店でスライスしてもらう。
・1L入るガラスの瓶を用意し(煮沸消毒しましょう)、洗ってから乾燥させた漢方材料を入れ、そこに氷砂糖とホワイトリカーを入れる。

毎日一回は瓶を揺らして混ぜ、約2週間で飲むことができます。毎日寝る前におちょこ一杯を飲むとよいでしょう。

慢性疲労の男性にも冷え性な女性にも効果のあるクコをベースとした漢方酒はアンチエイジングと滋養強壮を兼ね備え、毎日少量飲むことで効果が現れてきます。週末は自宅で漢方酒を作ってみるのはいかがでしょうか?


この記事の著者

久古 かをり

久古 かをり

調理師で食べることと簡単でおいしい料理を作ることが大好き!トラベラーでもあり英語圏、中国語圏を渡り歩いて各国の料理を食しているうちに漢方・薬膳に出会い、「医食同源」の言葉に共感して体の不調を食べ物で治す方法を学ぶようになる。現在生活の大半を香港とその周辺の広東圏で過ごし、漢方と香港スイーツを習得中。

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