USJを立て直した敏腕マーケターから学ぶ 日常生活を「マーケティング」する方法で不満解決


日本でも多くの企業がマーケティングを重視し始めています。

「マーケティング」とは言うまでもなく、顧客のニーズを分析し、顧客が真に満足する商品や仕組み、戦略を生み出すことです。実はこのマーケティングに使われる視点、マーケターでなくても、日常生活に活用できるのです。

USJを立て直した敏腕マーケター、森岡毅とは?


≪出典:http://prtimes.jp/≫

USJといえば、今やディズニーランドに迫る勢いで人気を集めているテーマパークです。しかし、東日本大震災が起きた2011年あたりまでは「もしかして倒産かも…」と言われるほど経営状態が悪化していました。

そのUSJを立て直したマーケターが森岡毅という男。もともとはP&Gなどで実績を積んでいましたが、USJでは次々とアイディアを実行に移し、それがことごとく当たり、経営が危ぶまれていたUSJをV字回復へと導きました

森岡毅氏の手法とは?

「マーケティングは最終的には経験や勘が頼り」というマーケターの方もおられますが、森岡氏が採用する方法は徹頭徹尾「数学的」。とにかく数字、データに基づいて統計をとり、そのモデルに基づいて施策に移します。

その統計に基づいて森岡氏が行った1つの手法はUSJの「映画テーマパーク」からの脱却でした。映画だけではなくアニメの「ワンピース」やゲームの「バイオハザード」などのアトラクションを導入することによって、USJは「世界最高のエンターテイメント」を提供するテーマパークへと生まれ変わりました。

これは「あれもこれもやったら面白そう」と感覚的にやったのではなく、市場の中でより多くの人にUSJというブランドを選択もらうためにはどうすれば良いか、統計から生み出されたものだったのです。

日常生活にマーケティングの手法を活かす



今の日常に不満がありますか? なんとなく仕事が楽しくない、家族関係がチグハグしているのであれば、まずはそれを数値化してみてはどうでしょうか? 自分と家族の日常をマーケティングするのです。

例えば、毎日の睡眠や運動の時間や食事のメニュー、天気などを記録しておけば、自分や家族が体調不良に陥ったときにそれらのデータを分析することによって原因に当たりをつけることができるかもしれません。最近はウェアラブルセンサーを身に付けておけば自動的に体調に関連したデータを収集してくれるので、そうした機器を活用するのも1つの方法かもしれません。

また、メモでもスマホでも良いですが、ちょっとしたアイディアや気持ちの変化をデータ化しておくのも良いでしょう。

言ってしまえば一行日記のようなものですが、それらが積み重ねれば、あとで見返したときに自分や家族のバイオリズムのようなものが見えてくるかもしれません。大切なことは成り行きに任せるのではなく、記録し、それを分析し、自分で日常生活を方向づけるということです。

森岡氏は言います。

「正しい目的であれば、追いつめられてダメだと思っても、無理だと思わず絶対に諦めずに執着すること」

仕事において、家族において、明確なビジョンを持ったら、あとは分析と施策を繰り返していけばきっといつかは「しっくりくる仕組み」を作りあげることができるはずです。


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

この著者の最新の記事

関連記事

ページ上部へ戻る