健康になりたいアラフォーに人間ドックは本当に必要なのか?


アラフォー世代になると、健康のことが気になり始めます。周りでもちょくちょく病気がみつかったり、入院したりする人がおり、心配が増す世代です。そのため、人間ドックで定期的に検診することを考えている方も多いと思います。

しかし、人間ドック、決してメリットばかりではありません。今いちど、人間ドックが本当に必要なのか、考えてみましょう。

人間ドックは「百害あって一利なし」?


「患者よ、がんと闘うな」などの著作で近藤誠医師は、『人間ドックは「百害あって一利なし」、すぐにやめなさい』と言います。

その理由は今や日本の病院の医療機器は性能が精密になりすぎており、ちょっとした異常もすぐに発見されてしまい、その結果、病院から治療を勧められ、必要もない薬を出され、かえって体調を崩してしまう可能性があるからだと言います。

例えば、よく人間ドックで指摘されるのは高血圧ですが、近藤氏によれば、血圧140mmHgでは降圧剤など必要もないのに、一律に「高血圧」とレッテルを貼られたり、また、小さな腫瘍が見つかり、手術の必要もないのに「癌の可能性あり」と決めつけられたりするのは、有害としか言いようがないとします。

検査による被曝もある

また、人間ドックのデメリットとして、検査機器による被ばくがあります。特に人間ドックはレントゲンやCT検査などを含むため、被ばく量は通常の検査より多くなります

そして、健康のために定期的に人間ドックを受けていればその分だけ被ばく量も増えますから、それが引き金となって癌にならないとも限りません。癌の早期発見のために人間ドックを受診したのに、それが原因で癌になるという笑えない話にもなりかねないのです。

病気があることを「知る」のは本当にいいことなのか?


「人間ドックで早期発見できて良かった」という話を聞きますが、果たしてそれは本当に良いことなのか今一度考えてみる必要があります。

確かに腫瘍が悪性で今すぐ切り取らなければ余命数か月という病気なら、人間ドックに感謝することになるでしょうが、白黒はっきりしない状態の腫瘍が見つかった場合は、見つかったばかりにその不安を抱えながら生活しなければならないことになります。

もし、人間ドックを受けなければ、それを知ることもなく、元気に暮らし続け、その腫瘍はいつの間にか消えてなくなったかもしれませんが、見つかったばかりに、治療のためにお金や時間を奪われることにもなりかねません。

もちろん、先のことは誰に分かりません。大事なことは「人間ドック=健康のためには必須」という固定観念を捨てて、今一度、その必要性についてすべてのアラフォーが考えてみることでしょう。


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

この著者の最新の記事

関連記事

ページ上部へ戻る