元気がでない時に摂りたい漢方「黄耆(オウギ)」で強くなろう


がんばりたいのに頑張りが効かない、すぐに疲れる、太ってきた、汗かき…などの症状があるなら、オウギを摂取するのはいかがでしょうか?

オウギとは


中国では黄耆とかいて日本語で「オウギ」と呼ばれる生薬があります。マメ科のキバナオウギの根を乾燥させたものです。

補虚や補気、升陽、固表止汗の効能があると言われ身体の表面のバリア機能を高めることで、滋養強壮、精力回復、免疫力の強化、血圧低下、痛みの軽減、循環機能の回復、利尿作用によりむくみの改善、美肌作用、抗菌作用などがあり、ストレスに強い身体にしてくれる漢方製材です。

水太りや汗かきの肥満に特に効果が高いとされています。また慢性の腎炎やタンパク尿、糖尿病にも効果があると言われています

オウギは高麗人参などと並んで効果の高い漢方生薬ですが、比較的安く手に入れることができます。実際に台湾では一番消費量の多い生薬で、ガンの術後治療にも用いられているそうです。

オウギという名前はあまりお聞きになったことがあまりないかもしれませんが、オウギが入っている料理は聞いたり食べたりしたことがあるかもしれません。

例えば韓国の代表薬膳、参鶏蕩(サムゲタン)は鶏を丸ごと入れる時に一緒にオウギやクコの実、当帰(トウキ)なども入れる薬膳スープです。

また台湾や中国の南で良く食べられる魚のスープには生姜、トウキそしてオウギが入ります。オウギ自体は繊維質の固い根なのでそのまま食べられません。それ主にスープに入れてその栄養分を煮出したり、ハーブティーとして飲まれています。

オウギの摂り方

近年日本でも漢方が見直されてドラッグストアでも様々な漢方薬が店頭に並ぶようになりましたね。それらの漢方薬の中の多くにオウギが含まれています。

漢方薬局や漢方薬を出してくれるクリニックで処方してもらうこともできますし、オウギだけを買って料理に入れることもできます。

といってもサムゲタンを作るのは簡単では有りませんから、ここでは手軽にできる漢方茶をご紹介したいと思います。

<オウギのハーブティー>


≪画像元:https://ubic.s3.amazonaws.com/uploads/article/image1/448/1463486943.jpg≫

・オウギ(黄芪)スライスしたもの1-2片
・なつめ(红枣)2個
・クコの実 3粒

材料をティーポットに入れて熱湯を注ぎ2,3分蒸らしたら飲めます。オウギは固いので食べられませんが、なつめとクコの実は食べられます。ほんのり甘味のある飲みやすいテイストです。

また香港や中国南部は亜熱帯気候のため夏が暑くて食欲がでない時にはよくお粥を食べます。お粥にオウギを一片入れて煮るだけでも活力をつけてくれます。

ただし、風邪をひいた際や女性なら生理中、また季節が春にオウギをとるのは向かないとされています。そしてまれに大量の摂取により身体に湿疹がでるなどの副作用が出ることもありますから、必ず用量を守って摂取しましょう。

また免疫強化の効能があるために免疫系の病気の方には向きませんのでご注意を。

このようにとても多くの効能のあるオウギ、値段も手ごろで継続して使いやすい漢方です。今度身体の表面のバリア機能が低下して元気がないと感じた時には、栄養ドリンクを飲む代わりにオウギを摂ってみるのはいかがでしょうか?


この記事の著者

久古 かをり

久古 かをり

調理師で食べることと簡単でおいしい料理を作ることが大好き!トラベラーでもあり英語圏、中国語圏を渡り歩いて各国の料理を食しているうちに漢方・薬膳に出会い、「医食同源」の言葉に共感して体の不調を食べ物で治す方法を学ぶようになる。現在生活の大半を香港とその周辺の広東圏で過ごし、漢方と香港スイーツを習得中。

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