スタバが相変わらずブランドであり続ける理由とは?


日本でも、また他の国でもどこにいっても、思わず足が向いてしまう「スターバックスコーヒー」。国内では2013年時点ですでに1,000店舗を超えているにもかかわらず、相変わらず根強い人気です。

そのブランドづくりのための戦略を分析するとともに、アラフォーのパーソナルブランディングに活かせるヒントをそこから学んでみましょう。

ミッションとブランドは表裏一体


≪画像元:http://www.starbucks.co.jp/≫

一流の会社すべてに言えることですが、ミッションに対する認識が経営者から従業員に至るまで徹底しています。

スタバも例外ではなく、「人々の心を豊かで活力あるものにするためにーひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」というミッションを達成するために、各店舗のスタッフが働いています。

それが結実して、スタバにやってくる顧客のイメージの中にスタバのブランドが形成されます。

実際、私たちの多くはスタバのコーヒーがとてつもなく美味しいからというよりは、あの雰囲気、店に踏み入れたときのあの感覚、空間が独特で他にない心地よさをもたらしてくれることを信じてスタバに通うのはないでしょうか?

そうしたブランドイメージはスタバを訪れた人たちの心のなかに自然と形成され、そして共有されるものですから、スタバはブランドイメージをCMなどで消費者に押し付けるようなことはしません。

あくまでも、経営者、社員、アルバイトが一体になってミッション遂行をする過程の中でブランドが作られると信じているのです

安易な値下げもしない

消費者を引き寄せるもっとも単純かつ効果的に見える方法は値下げです。しかし、スタバはかつてのマクドナルドと異なり、値下げをしません。

値下げをして消費者に「媚を売る」のではなく、サービス、品質を維持、さらに向上させることにより、他のカフェよりも割高のお金でも出す価値がある、と感じられるようにします。

かつてスターバックスコーヒジャパンのCEOを務めた岩田松雄氏はこう語ります。

「自分の商品はこれだけの価値があると思って値段をつけているのに、その値段を下げるということは『自分たちが今まで言っていた価値はありませんでした』とみずからが認めているようなものです。それはブランドになり得ないのです」

パーソナルブランディングに活用できるスタバのモデル


≪画像元:http://www.starbucks.co.jp/≫

パーソナルブランディングという言葉を聞くようになって久しくなりますが、これは単にSNSを使って広告を打つように自分の経歴やスタイルを売り込むことを意味しているわけではないことがお分かりいただけるでしょう。

「自分」というブランドづくりにも大切なのは「ミッションの策定」と、「安売りをしない」ということです

言ってしまえば、自分から他の人にあくせく売り込まなくても、同僚や上司、得意先の人たちが勝手に「あなた」というブランドを作ってくれます。

自分はどんなビジネスマンになりたいのか、言ってしまえば、人間として何を成し遂げたいのかという根っこの部分がブランドを作りますし、それをきっちりと定めたら、他の人の評価やうわさに振り回されないようにすることが大切です。

スタバは長期的な視点でブランディングをしていますが、アラフォーの方々も1年2年のスパンで物事を見るのではなく、定年までを見据えて、パーソナルブランディングをすることをオススメいたします


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

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