一流の男は謝るのがうまいのはなぜか?


書店に行くと「一流の男」の条件を扱った本が様々並んでいますが、その中でも目を引くのが「謝り方」に関するもの。

「謝る」というと、得意先に叱られて「申し訳ありません!」とペコペコ頭を下げている様子が思い浮かびますが、そんなことをしている男が「一流の男」とは受け入れがたいはずです。

では「一流の男が謝るのがうまい」とは一体どういう意味なのでしょうか?

「謝る」ために必要なこと

一流の男が「謝る」といっても、ところかまわず場所構わず、ただロボットのようにペコペコ頭を下げることを意味しているのではありません。また、気持ちは納得していないのに、形だけ謝ることでもありません。

ここでいう「謝る」行為は心からのものであり、そのためには謝る側に気持ちの余裕が必要になります

つまり、一流の男はいつも「謝ってばかりいる」というよりは、「謝るだけの心の余裕をいつも持てている」ということが重要なのです。

謝る側がイニシアチブを握る

例えば、自社の商品を納品して得意先からクレームが出たとします。二流三流のビジネスマンは「自分もやれることをやった」ということを主張したいがために、あれこれと理由を述べて、謝ることを回避します。

しかし、そんなことをしても火に油を注ぐだけ。結局は得意先の感情を害し、上司ともども頭を深く下げに行くことになりかねません。

しかし、一流の男は違います。「どんな状況であれクレームの出ない商品を納品し、顧客を完璧に満足させる」ことこそが自らのミッションであることをわきまえていますから、顧客からクレームがすこしでも出た時点で、誠心誠意謝ります。そして、その誠意の表れとしてソリューションをすぐに提案します。

結果として、顧客は気分を害することなく、むしろ、誠心誠意、適切な対応に安心感すら持つのです。「謝り方」によって大きな違いができることは明白ではないでしょうか?

この例から分かることは、往々にしてわたしたちは、自分が謝ると、なんだか相手に屈し、イニシアチブを握られているように思うかもしれませんが、それは逆です。

自分が進んで、適切なタイミングで謝ることはむしろイニシアチブを握ることであり、自分にとって有利な仕方で物事を進めることができるのです

職場で、家庭でいっぱい謝ろう


≪画像元:https://twitter.com/king_of_gomen≫

実際、家庭でも職場でも、感情のもつれや行き違いがあったときに、自分の側からさらっと謝れば、一触即発の事態にまでならずに問題の火種を消すことができます。

例えば、奥さんが食事を準備してくれていたのに、残業で会社を離れられずに夜遅くに帰ってきたとします。自分もクタクタなのに、奥さんから「何で連絡くれなかったの? 待ってたのに!」と言われた場面を想像してみましょう。

心の中で「こっちも疲れているんだよ。残業でどうしよもなかったから仕方がないじゃないか!」という感情が生まれますが、抑えましょう。そして、ひとこと「ごめん、本当に悪かったね。待っててくれたのに」と謝るのです

誰でも直面する小さな場面で謝れるか謝れないか、これを繰り返すか繰り返さないかでどれだけの違いが出るかはわざわざ言うまでもないでしょう

一流の男になりたければ、職場で、家庭で、心からすすんで謝りましょう。


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

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