咳が止まらない時にはコレ!のど飴よりも効果の高い咳止め漢方薬


喉を潤す漢方“ラカンカ”とは?

漢方薬といっても薬ではなく、ウリ科の植物の実を乾燥させたものでラカンカ(羅漢果)という漢方があります。

中国の南の広西省チワン族自治区が産地で、世界の9割のラカンカがここで生産されています。

亜熱帯気候の内陸地域で、湿度が高く、昼夜の温度差が激しい高地でのみ採れる希少な植物ですが、喉を潤すのに効果があり、また値段も手ごろなことから香港や中国南部ではメジャーな漢方の原料です。

ラカンカは甘みがあり、甘さは蔗糖の300倍にもなると言われています。それなのにカロリー0というからうれしい限り。日本でもこの利点を生かして抽出した成分をラカントなどの甘味料として使っています。

甘さを甘味料として利用してはいますが、中国南部での主な用法としては乾燥した実を割ってお湯で煮だしてラカンカ茶として飲んでいます。

ラカンカにはビタミンCが豊富で、抗酸化作用が強く、咳や痰を防いだり、のどの痛み、気管支炎に効果があります。また身体の熱を取ったり、お通じをよくしたり、急性胃炎を緩和させる作用もあります。煮出したお茶は甘みがあるので子供や男性でも飲みやすいですよ!

自宅に2,3個保管しておけば、咳が出たりのどが痛いときにすぐに飲めますので効果をより早く感じられるでしょう。

ラカンカ、どこで手に入れる? その飲み方は?


日本でも売られていますが粉末に加工されたタイプが多いようです。でも、なるべくならそのままの実を手に入れて煮出す際に割って使うことをお勧めします。

漢方薬局や自然食品のお店においてあることが多いのですが、百貨店の中の自然派コーヒー屋さんでも見かけたことがあります。

知らないと目に留まらないものも、存在を知ってからは目に入るようになります。出かけたときに注意して見てみると意外なところに置いてあるかもしれませんね!

羅漢果は殻の外側に産毛が生えていますが、煮出す前に良く洗ってこすりとってから割り、中の実から味が出るようにするとおいしいラカンカ茶になります。

暑い時に身体の熱を取る効果がありますから夏の水分補給にも向いていますし、乾燥した秋冬に喉を潤すために飲んでもよいでしょう。

このように喉の不調の時ではなくても一年中いつでも飲むことができるお茶ですが、漢方の中ではかなりリーズナブルですし、お茶も簡単に作れてなお且つ効果が高いので、非常にお勧めです。次回ラカンカの実を見かけた際にはぜひ一度お試しくださいね!

ラカンカ茶の作り方
・水 1L
・ラカンカ 1/2個


≪羅漢果茶 画像元:http://www.1easeshop.com/product/product.asp?id=2331≫

沸騰したお湯1Lの中に半分にしたラカンカの実と殻をさらに細かく3-4等分にして入れます。やかんに入れて煮出してもよし、そのまま熱湯を注いで蒸らすだけでも味がでます。色が濃いほどに味や甘みも増しますので、好みの味になるようにお湯で薄めて調節するとよいかもしれません。

ラカンカは乾燥させてあるので常温保存が可能ですが、半分に割ってしまったものは劣化が早いので、ビニール袋にいれるか、ラップでくるんで冷蔵庫で保存しましょう。


この記事の著者

久古 かをり

久古 かをり

調理師で食べることと簡単でおいしい料理を作ることが大好き!トラベラーでもあり英語圏、中国語圏を渡り歩いて各国の料理を食しているうちに漢方・薬膳に出会い、「医食同源」の言葉に共感して体の不調を食べ物で治す方法を学ぶようになる。現在生活の大半を香港とその周辺の広東圏で過ごし、漢方と香港スイーツを習得中。

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