「待つ」ことを知れば人生はもっと豊かになる


かつて携帯やインターネットがなかった時代、私たちは生活の中でもっと「待つ」時間がありました。しかし、現在、メールを送ればすぐに返信することが求められ、「待つ」ことはどんどん「無駄」「悪いこと」のようにみなされています。しかし、本当に豊かな人生を送りたければ、アラフォーは「待つ」ことを知る必要があります。

なぜ「待つ」ことが大切なのか?


長い時間かけて熟成されたワインは、バランスのとれた、豊かな味わいへと変化します。同じように「待つ」ことによって、私たち自身の成長が促され、時間をかけることによって、はじめて見えてくるものがあります。

例えば、企業が優秀な人材を育てるためには「待つ」ことが必要です。かつて日本企業でも導入された成果主義ではすぐに結果を出すことが求められ、短期的にはそれなりの結果を出すことができたものの、人材育成がおろそかにされたため、長期的な視点で見れば多くの企業を衰退させてしまいました。

アラフォーにとっては子どもの教育においても「待つ」必要があります。成績や志望校合格といった短期的な目標も大切ですが、そればかり重視すると、子どもは自分の感情や気持ちを押し殺し、親の期待に答えようとし、ある日突然爆発してしまうことにもなりかねません。

職場で「待つ」を実践する


もし部下がなかなか仕事を覚えず、結果を出せないのを見たら、「待つ」ことが必要です。すぐに相手の問題を指摘することはせず、思考を導くようにしてあげながら、正しい結論に行き着けるように助けてあげましょう。

自分の昇進や会社の評価に対しても同様の「待つ」姿勢が必要です。焦る気持ちは会社や上司に対する不満や恨みに繋がりかねませんが、「待つ」態度があれば、謙虚に改善点を受け入れる事ができますし、感謝の気持ちを培えます。

結果的に自分が幸福になれるので、仕事のパフォーマンスが向上し、上司や会社から高い評価を得ることができるのです。

家庭で「待つ」ことも大切


先ほど挙げた子どもの教育に加え、夫婦関係においても「待つ」ことが必要です。相手に過ちを認めさせようと詰め寄るのではなく、あるいはすぐに問題を焦って解決しようとするのではなく、まずはその問題を手放して、待つことができます。

結果的に、時間の経過とともに、感情も平穏になり、焦って問題を解決して、問題がこじれたり、複雑になったりするのを回避することができるのです。

「最近、どうも物事がうまくいかない」と感じている方、もしかしたら「待つ」姿勢が不足しているのかもしれません。


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

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