妻が風邪を引いたらぜひこれを!ダイナミックな男のチキンスープ


世界中で食されているチキンスープ。普段の食事でも作られますが、特に風邪をひいた時にお勧めです。

伝統的なユダヤ料理でもあるチキンスープはその風邪への効果から「ユダヤ人のペニシリン」と言われていますし、アメリカの学会ではチキンスープの風邪への高い効果が発表されているほどです。韓国でもサムゲタンは風邪撃退や元気を取り戻すスープとして有名ですね。もちろん中国の長い歴史の中でもチキンスープはずっと飲まれており、カントン圏では非常にメジャーなスープです。

カントン風のチキンスープはやさしい味で女性に好まれますし、塩分も少ないので風邪をひいた時には最適です。今度奥様が風邪をひいて寝込んでしまったら、「カントン風チキンスープ」を作ってみるのはいかがでしょうか?

チキンスープの効能がすごい


基本的に中華のチキンスープは鶏を丸ごと使います。骨や頭や足先からも様々な成分やダシがでてスープがより栄養で美味しくなると考えられているからです。

鶏は体を温める作用がありますし、たんぱく質(アミノ酸)やカルシウム、リン、鉄、ナトリウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラル、ビタミンAやビタミンB群、ビタミンCやビタミンE,ナイアシンなどビタミンも豊富でバランスよく含まれています。

これらの栄養素が溶けだしたスープを飲むことで弱った体に栄養を補うだけでなく、炎症を抑え粘液が出るのを抑制する効果がありますので、のどの痛みや咳、鼻水、鼻詰まり、頭痛や熱の症状を和らげることができます。

スープで身体を温めると同時にビタミンCとビタミンEの抗酸化作用で風邪の菌やインフルエンザのウイルスに立ち向かい早く元気になることができるでしょう!

日本で鶏を丸ごと一匹手に入れるのは少し難しいかもしれませんが、「鶏がら」なら比較的安く買うことができます。鶏がらはちょっと…とか、鶏のお肉も食べたいと思うなら手羽元や手羽先での代用も可能です。

材料を買ってきて、洗ったら一気にお鍋に入れて煮込むだけですので、普段はあまり料理をしない男性でも簡単に作れます。

鶏と山芋、ニンジン、ナツメを入れたスープ


今回は鶏と山芋、ニンジン、ナツメを入れたスープをご紹介します。

漢方薬としても使われている山芋は消化に良く、痰を取り除く効果もありますし、同じく漢方薬になるナツメも補血の作用があり、身体を温めたり血の巡りを良くします。ミネラルやビタミンも豊富でアンチエイジング効果が高いので女性にはうれしい漢方です。ニンジンのβ-カロテンは抗酸化作用を発揮してくれます。そして自然な甘みがスープの味をさらに引き立ててくれるでしょう。

≪長芋と鶏肉のスープ≫ ひと鍋分

・鶏がら 1匹分+手羽元3-5本(手羽元10本、手羽先5本で代用も可)
・山芋 500g
・人参 2本
・ナツメの砂糖漬け 3個(なければナツメを入れてはちみつを垂らす)
・生姜 スライス2枚
・塩 適量(風邪の時は薄めがよいので小さじ1-2でもOK)
・水 1.5~2L(お鍋によって若干調節する)

≪作り方≫

・鶏ガラをしっかりと洗い、山芋は手袋をして皮をむく(手がかゆくなることがあるため)。
・山芋とニンジンを食べやすい大きさに切り、生姜をスライスする。
・お鍋にすべての材料を入れて火をつける。最初は強火で煮立ったら弱火にし、コトコトと1時間ほど煮る。(圧力鍋の場合は強火で圧力がかかったら中火にし3分ほどしたら止める)。
・最後に塩で味をつけて出来上がり。

山芋は皮をむきますが、にんじんはよく洗ったら皮のまま切って入れるとより栄養価が高まります。身体を温め風邪に効果のある生姜も入れて、ほんのりと甘みがあるもののさっぱりしたチキンスープになります。圧力鍋を利用して短時間で作ることもできますし、土鍋を使って弱火でコトコト煮込んでもダシが染み出て甘みのあるスープになるのでお勧めです。

これからの季節は乾燥が増して風邪をひきやすくなります。もちろん風邪をひかないのが一番ですが、もし今度奥様が風邪でダウンしてしまったらダイナミックな男のチキンスープで風邪菌を撃退するのはいかがでしょうか? 愛情たっぷりのスープで奥様の体だけでなく心もしっかりと温めてあげられることでしょう!


この記事の著者

久古 かをり

久古 かをり

調理師で食べることと簡単でおいしい料理を作ることが大好き!トラベラーでもあり英語圏、中国語圏を渡り歩いて各国の料理を食しているうちに漢方・薬膳に出会い、「医食同源」の言葉に共感して体の不調を食べ物で治す方法を学ぶようになる。現在生活の大半を香港とその周辺の広東圏で過ごし、漢方と香港スイーツを習得中。

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