「俺の嫁」から「子の母」へ豹変? 知っておきたい産後のホルモンバランスについて


ママにとっての出産、パパにとっての出産

待ち望んだ赤ちゃんの出産は、パパにとってもママにとっても幸せなことですね。ですが、自分の身体が変化し、お腹の中で赤ちゃんを育てていくママとは違い、パパにとって妊娠出産とは、どこかちょっとだけ他人事なのもまた事実。

ママは妊娠期間から少しずつ親になっていくのに、パパだけが置いてけぼりを食らってしまったような、そんな気持ちになることはありませんか?

出産前までは「自分だけの奥さん」だったのに、子どもが生まれた途端に「子どもの母親」に豹変してしまったママを見て、戸惑うパパも多いのです

ママの急激な変化について正しい知識を持っていないと、夫婦仲にも悪影響を及ぼします。最悪、離婚に繋がることだってあるんですよ。かわいい子どもを夫婦2人で育てていくためにも、しっかりと産後のママの身体について学んでおきましょう。

産後、ホルモンバランスが崩れることで様々な変化が

体の中に新しい命を宿し、10か月近くもお腹の中で育んで、やがて出産する…妊娠から出産までの間、ママの体には様々な変化が訪れます。

お腹が大きくなる、母乳が出る、などの外から見てわかる変化ばかりではありません。実は、見えない部分にもかなりの変化があるのです。

妊娠中は女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」が盛んに分泌されますが、産後はこれらの分泌量が急激に減り、代わりに「プロラクチン」が増えます

このプロラクチンは母乳を生成するために必要なホルモンで、ママに母性的な行動を促す役割を担っています

ですがその一方で、赤ちゃん以外の存在に対する攻撃性を強める作用があることでも知られています。そしてこれは、パパに対しても同じように作用するのです

産後のママの体は、パパを含む外部の存在から守ろうとする意識が強く働きます。そのため、時にパパに対してキツイ態度を取ってしまうことがあるのです。

ママだって戸惑っている。パパのサポートが必要です

ここで「ママが赤ちゃんに取られてしまった!」なんてヤキモチを焼くのは絶対にNG! さらにママはパパに対して厳しい目を向けることになります。

心の中では寂しいと思っても、その気持は絶対にママや赤ちゃんに向けないで。ホルモンの乱れが解消されてくれば、次第に落ち着いていきますからご安心を。

それに、ママだって本当は戸惑っているんですよ。ホルモンバランスによる心身の様々な変化は、いわば見えない力で自分をコントロールされているようなもの。

出産前はあんなに大好きだったパパが、出産と同時に「なんだか近寄りたくない…」と思うようになってしまうのだから、悩むのも無理はないのです。

ママが出産前と変わってしまったことに対して、ママを責めるのは逆効果。ホルモンバランスが落ち着いてからも、その険悪ムードを引きずってしまう原因にもなりかねません。

産後の夫婦間での不仲は、ホルモンバランスの乱れについて正しい知識を持っていれば十分回避することができるのです

まとめ

かわいい赤ちゃんが生まれて、これからどんどん賑やかになっていくはずの家庭で、パパとママが不仲になってしまうのは悲しいことですよね。初めての出産では、わからないことばかりで戸惑ってしまうもの。ついついストレスがたまって、お互いに思いやりを忘れてしまいがちです。

そんな時に思い出して欲しいのが、産後のホルモンバランスの乱れについて。「ママは今、普通の体調じゃないんだ」ということを心に留めておいてくださいね。ママにとってはもちろんパパにとっても、その方がハッピーに過ごせるはずですよ。


この記事の著者

七尾 なお

七尾 なお

仙台在住のママライター。夫、息子、娘の4人家族です。家事も育児も手を抜き息を抜き、ゆるーく毎日やっています。世の中のパパとママがもっと仲良くなれますように!という想いをこめて、記事をお届けします。

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