優しいパパ急増!でも大切なのは「恐れられる」父親になること


かつては「地震・雷・火事・親父」と言われるほど父親というのは怖い存在でした。しかし、今では優しいパパたちが急増し、「自分と息子は友達のような関係」であることを自慢する人もいるほどです。

パパが優しいとママが怖くなる

当然のことですが、小さな子どもは正しい道徳基準や礼儀などを教えられる必要があります。子どもの性格にもよりますが、親が言ったことに反抗したり、挑戦したりすることもあるのです。

そんな時、パパが子どもから嫌われたくないと思って、子どもの我儘を聞いてあげると、どうなるでしょうか?

ママが子どもをいつも叱ることになります。つまり、子どもにとって「怖いのはママ、怒られたらパパのところに逃げ込む」という図式が成立するのです。

小さい頃ならそれでもなんとかやっていけるかもしれませんが、子どもが大きくなり始めると、家庭内で母親が権威を行使する図式では限界があります。特に男の子は体の大きさや力の強さで、母親のことをバカにすることさえありますから、どうしてもパパが権威を行使することが必要になるのです。

パパが優しいだけだと夫婦で子どもに対する接し方にギャップが生まれる

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パパが優しいと、子どもは父親と母親の基準が異なることに気付きはじめます。そうなると、家庭の中に混乱が生まれ始めます。

やるべきなのは、夫婦で子どもに対する接し方のルールを決めておくこと。もちろん、どうしても母親のほうが子どもの接する時間は実質的に長くなることは仕方のないことですが、ルールを統一しておけば、子どもはパパを逃れ場とすることはできません。

子どもが母親に叱られて父親のところに来た時には「そっか、ママって怖いね」と子どものご機嫌をとるようなことを決して言うべきではありません。むしろ感情移入はしながらも「でも、どうしてママに叱られたのかな?」と夫婦が一枚岩であることを示すべきなのです。

「恐れられる」父親になるとは?

かつての「親父」はどこか病的に怖がられていたところもあったかもしれませんが、「恐れられる」とはそういう意味ではありません。父親は子どもに対する愛情を確信させ、安心感を与えてあげながらも、父親の権威は決して侵せないということを示す必要があります。真の「やさしい」父親になるべきです。

子どもはそうやって家庭の中で権威について学んでいきます。父親が正しく権威を行使すれば、子どもは自尊心を培いながら、学校や社会でふさわしく権威を認めることができる人間に成長していけるのです。


この記事の著者

木下 まさひろ

木下 まさひろ

学習塾、法律事務所勤務を経て、現在は海外在住。『Festina lente(ゆっくり急げ)』を座右の銘に真のスローライフを実現すべく奮闘中 。毎朝の野菜ジュースと週3回のジムは欠かさない。40代前半。

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