妊娠中に作って喜ばれる薬膳スープ


子供ができるのが二人目以降だとどうしたらよいか勝手がわかってくるものですが、初めての妊娠の時はいろいろ戸惑うことが多いですよね!

パパになるといわれてもピンと来ないというか、奥様がつわりで気持ち悪い時にどうしてあげたらよいかとか、ご飯を作るといっても何を作ってあげたらいいのか等々…妊婦さんの生活は普通の生活とは大きく変化するので、夫も慣れるのに時間が必要かもしれませんね。

妊娠中に食べるとよいものはたくさんありますが、今日は中華圏の妊婦さんが毎日のように飲んでいる薬膳スープの一つをご紹介したいと思います。

阿膠(あきょう)という漢方材料ですが、ロバの皮を煮出したコラーゲンでできており、補血作用や胎児を安定させる作用があります。妊娠初期には特にお勧めの漢方です。ナツメにも補血作用がありますから、阿膠と一緒に食することで補血作用や美容効果が高くなります。

香港や中国のスーパーではナツメはどこにでも売っていますが、阿膠は漢方薬局で買う必要があります。日本では二つとも漢方薬局か通販で手に入れる必要があります。阿膠は安くても100gが3000円以上はしますから効果な漢方薬ですが、例えば一週間に3‐4日飲んだとしても1回5gですから1か月以上持ちますし、大事な赤ちゃんを産むためと思えば、値段には代えられないものがあります。

ナツメと阿膠を煮たところに卵を一つ割り落として溶き卵のスープにすると赤ちゃんに必要な栄養もしっかり摂ることができます。妊娠中の奥様がいらっしゃるのでしたらぜひ作ってあげてくださいね!

≪阿膠とナツメと卵のスープ≫

≪画像元:http://p1.s.hjfile.cn/thread/201303/20130313124429894_522_o.jpg≫

・阿膠5g
・ナツメ5‐8個
・黒砂糖 一つまみ(または三温糖か氷砂糖 少々)
・卵 1個
・水 300㏄
作り方
・ナツメの種を取り、阿膠と一緒に分量の水に浸しておく。
・火にかけて温め、阿膠が溶けたら赤砂糖を入れる。砂糖が溶けて沸騰したところに割った卵を陥れ卵スープにする。

ほんのり甘くて栄養のある補血スープです。特にどの時間帯に飲むとよいという決まりはありませんので、時間があるときにどうぞ!

妊婦さんが薬膳食材を摂るときの注意点ですが、漢方では「補血」は妊婦さんにとても良いのですが、「活血」のものは禁止されています。活血の食材を摂ると子宮の収縮が起こりやすくなり流産の危険が増すからです。補血の食材は直接血液に働きかけるのではなく、血液を作り出す臓器を元気にすることで血を補いますから、妊婦さんも安心して食べることができます。

阿膠は補血の漢方ですから妊婦さんにとても良いのですが、なんでも「過ぎたるは、なお及ばざるがごとし」です。適量は3-9g、多くても12gは超えないようにと進められていますから、摂り過ぎに注意しつつ適量を摂って効果を最大限に引き出すようにしましょう。


この記事の著者

久古 かをり

久古 かをり

調理師で食べることと簡単でおいしい料理を作ることが大好き!トラベラーでもあり英語圏、中国語圏を渡り歩いて各国の料理を食しているうちに漢方・薬膳に出会い、「医食同源」の言葉に共感して体の不調を食べ物で治す方法を学ぶようになる。現在生活の大半を香港とその周辺の広東圏で過ごし、漢方と香港スイーツを習得中。

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