子供が風邪を引いたらこれで治そう!


子供にはなるべく薬を使いたくないけど…と思っている親御さんは多くいますね!あなたもそのおひとりでしょうか?

中国圏ではその意識がもっと強く、私の周りの親たちは子供が具合が悪くなると主に漢方や薬膳によって治しています。今日はそれらの親たちから教えてもらった子供の風邪によく使われている漢方薬をご紹介したいと思います。

≪かっ香正気散/口服液≫

夏風邪の症状、夏バテなどに効果があるとされているのは「藿香正気(かっこうしょうき)口服液」という液体の漢方飲み薬です。

中に入っている成分はかっこう、紫蘇の葉、ダイフクヒ、茯苓、蒼朮(そうじゅつ)、半夏(はんげ)、びゃくし、甘草、陳皮、生姜など(成分はものにより少し変化します)ですが、特にかっこうはシソ科の植物で紫蘇の葉とともに体の湿気を取ったり、夏の暑さ負けから体を回復してくれます。

中国の方に「日本でも流行っているよ」と言われたので、ネットショッピングで見てみましたら、本当に売っていました。日本では主に「かっ香正気散エキス細粒(顆粒)」という顆粒状のものですが、同じ効能があります。すべての成分が自然の生薬ですから、安心して飲むことができます。

味はけっしておいしいとはいえませんが、つらい夏風邪や暑さ負け、冷たいものの摂り過ぎによるお腹の不調や倦怠感などに効き目がありますので、夏の不調の際にはぜひ活用してみましょう。

≪葛根湯≫

冬には日本でもおなじみの葛根湯がお勧めです。葛根とはマメ科の植物で漢方薬としてとても有名でよく用いられています。性質が涼に属し、体を冷やして熱を下げ、消炎、鎮静効果があります。葛根の他にも麻黄や桂枝、生姜、甘草、芍薬、大棗(ナツメ)などが配合されています。

冬の風邪は主に寒気がして熱が出る悪寒がしたら、すぐに葛根湯で対処しましょう。早めに飲むと効果の高い漢方薬です。

≪鮮竹濾(ちくれき)≫

咳がひどいときには「鮮竹濾」がお勧めです。天然の竹を火で炙って出てきた液体で、有毒物質や副作用がありません。咳がひどいときに飲むと落ち着きます。また痰にも効果があります。

子供のひきつけやけいれんにも効くとされていますから、咳がひどいときに飲ませてみることをお勧めします。

≪密煉川貝枇杷膏≫

香港の漢方薬として人気があるのが京都念慈庵の「密煉川貝枇杷膏」です。歌手やスターたちはみんなこの枇杷膏の“のど飴”を常用しているとか、一般の家庭にも一家に一瓶はあるかというほどメジャーな漢方薬です。

枇杷の葉には非常に多くの効能がありますが、その一つが咳止め。肺を潤し、喉を守ることで、咳止めと痰を切る効果があります。そのほかにも陳皮、桔梗、杏仁、百合、茯苓、菊の花や生姜、蜂蜜などたくさんの生薬が入っている枇杷膏。直接食べてもいいのですが、主にお湯で溶いて飲まれています。味が甘くて飲みやすく、お子様たちにも向いているでしょう。

いずれの漢方も大人も子供も服用できますが、赤ちゃんに与えることはよくないとされています。基本的に子供は大人の半分量(体の大きさや年齢に応じて調整しましょう)を飲ませます。

上記の漢方薬は日本の漢方薬局やメジャーなものはドラッグストアーでも買うことができますから、今度お子様が風邪を引いたら試してみるのはいかがでしょうか?


この記事の著者

久古 かをり

久古 かをり

調理師で食べることと簡単でおいしい料理を作ることが大好き!トラベラーでもあり英語圏、中国語圏を渡り歩いて各国の料理を食しているうちに漢方・薬膳に出会い、「医食同源」の言葉に共感して体の不調を食べ物で治す方法を学ぶようになる。現在生活の大半を香港とその周辺の広東圏で過ごし、漢方と香港スイーツを習得中。

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