両親の仲が良いことがどれほど大切なことか考えてほしい


よく「子どもの前では絶対夫婦げんかをしないんです」と言うご夫婦がいます。つまりは「けんかをしていても子どもには見せないようにしているのよ」ということなのですが、果たしてそんなことが子どもに通用するのでしょうか。

両親の仲が良いことが子どもにとってどれほど大切なことか、今一度考えてみましょう。

夫婦であること、親であること


子どもの存在が夫婦の絆を強くするということは、世の中のパパやママたちの多くが実感していることでしょう。子育ては喜びと困難の連続です。いろいろなことを乗り越えていく中で、家族としての深いつながりも育てています。

けれども親だって人間、そして夫婦はもともと他人です。意見の衝突や価値観の違いがあっても当然ですし、それ自体は悪いことではありません。夫婦としてなら議論し、時にはけんかに発展してもいいでしょう。

そもそもけんかをしても最終的にはきちんと分かり合えると思える相手だから結婚したわけなので、よほどのことがない限りそのうち仲直りできますね。

しかし、子どもにはその感覚は理解できません。パパとママがけんかをしていると、このまま「リコン」してしまうのではないかと不安でいっぱいになってしまいます。


この情報化社会の中で、かなり小さい子どもでも「リコン」という言葉を知っています。大人の考えでは「離婚」は簡単にするものでも、できるものでもないのですが、子どもは「絶交」の感覚で考えるので、(良し悪しは別として)簡単に起こるものだという認識です。

一方で「リコン」するとパパかママのどちらかが家を出て、一緒に暮らせなくなるという知識を持っているため、その不安は大人の想像をはるかに超えるものです。大人の単位である「夫婦」と、子どもの存在が作る「親」は別ものだと考えたほうがよさそうです。

夫婦不仲の悪影響


夫婦げんかとは、子どもにとっては両親のけんかです。あまりにも頻繁だと子どもは「絶交の感覚」と「リコンの知識」のアンバランスが生む恐怖と不安に支配されてしまいます。

「うちは子どもの前ではけんかしないから大丈夫」と思っていても、それは大人の都合のよい解釈にすぎません。子どもはとても敏感です。日頃と違う雰囲気を少しでも感じると不安になります。

また、育児に対する考え方の違いで意見が衝突すれば、自分のせいでパパとママがけんかしていると感じます。パパとママが仲良くなるように自分が「良い子」であろうとし、その歪みは別の形で現れ、その後の人格形成にまで悪影響を及ぼすこともあるのです。

まとめ

子どもが成長し大人になれば、大人の感覚として物事を考えられるようになります。私たち大人はその感覚の中で生きています。けれども、子どもだった頃を思い出すと、今とは全く違う世界で生きていたように思いませんか? それが「子どもの感覚」なのです。

両親の不仲は子どもの心に深い影を落とします。そしてそれは、大人が考える以上に深刻であるということを忘れないで下さい。


この記事の著者

凛子

凛子

「プライベートがうまくいってこその仕事の成功」がモットー。輝く男性を支える女性の目線で、お役に立てる情報を発信していきます。

この著者の最新の記事

関連記事

ページ上部へ戻る