育児において無駄なことなんて一つもない 先を「見据えない」のが育児


不要な学問はあるのでしょうか?

不要な学問なんてあるの?

2015年、文部科学省が全国86の国立大学に対して『文系学部や教員養成系、人文社会科学系の廃止や転換』を通達したニュースが話題となりました。

もちろんこの案が提出された背景には様々な理由や流れが存在したとは思いますが、ニュースを観て違和感を覚えたという方も多かったのではないでしょうか?

実は、私もその一人でした。

・社会のニーズを踏まえた知識
・実践的な職業教育

一見とても現実的であり、なるほどと思う要素もありますが、果たして教育において「何が役に立って、何が役に立たないのか」を、今その時点で判断してしまっていいのか、と思ったのです。

そしてこれは「日々の育児」に対しても全く同じことが言えるのでは、と考えました。

もちろん親なら「この子の将来の為に、なるべく役に立つ経験をさせてあげたい」そう思うのは、当然の欲求です。でも、本当にそんな「将来を見据えた親の思い」だけが先立ってしまってもいいのでしょうか?

育児において、効率的はいいことか?

勉強が面白くない

毎日職場で家族の為に、会社の為にと頑張っているパパ達の脳裏には、常に「いかに物事を効率的かつ生産的にこなすか」という意識があると思います。

もちろん、ビジネスの場において一定の成果を上げるためには欠かせないマインドです。

しかし育児の場においてあまりにも「効率的に」を意識しすぎると、子どもの可能性や何かを学ぼう、挑戦してみようという探求心を減少させてしまう結果になると実感する場面が、過去に何度もありました。

点と点がつながると線になる、という発想

点と点が繋がる

赤ちゃんでも、幼児でも、小学生でも中高生でも、きっと彼らは毎日「小さな点」を沢山作っているのだと思います。それを私は「経験の点」と呼んでいます。

今自分がやっていることが、将来どのように役立つかを計算して過ごしている子どもは、ほぼいません。でもそれが当たり前ですし、きっとそれでいいのです。

沢山の「経験の点」は、いずれどこかで必ず繋がり「経験の線」になります

一つ一つの小さな独立した点が集まりそれらが線になった時、彼らの中には確かな経験値と知識が川のように流れ出し、これまでの2倍、3倍の実力を発揮します。そのパワーこそが、次のステップに進む原動力になるのだと信じています。

子どもの年齢に関わらず、そして毎日一緒に生活しているにも関わらず、ある日突然

「あれ、この子何かが変わった?成長した?」

と思う瞬間が、親なら経験あるはずです。私はそんな時「ああ、点と点が繋がったのかな?」と思うようにしています。

大人にもありますよね?

「あの時のあれが、こんな形で役に立つなんで、想像もしなかったよ!」

 

まさにその感覚です。

その「瞬間」を後で取り戻すことができないのだとしたら、「今その時」を全力で過ごす。子どもの失敗や成功も、同時にパパ(やママ)の失敗や成功も、育児において無駄なことは一つもないはずです

思いっきり回り道をして、沢山「経験の点」を作ってあげて下さい。役に立つか立たないかは、きっと未来が決めてくれます。


この記事の著者

エメラルド

エメラルド

都内在住40代の働くママ。ただし2人の息子の育児を最優先すべく、自営で時間をやりくりしながら充実しまくった育児生活を満喫中。「人間を育てるには年月がかかる。短期的プランでは無理」と心から思っており、幼児教育や人材育成、また海外経験を生かしたグローバル教育をライフワークとする。息子達はバイリンガル。

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