男脳と女脳の違いが、我が子の言語力を左右する


偉大な脳


先日、脳科学者、中野信子さんのお話しを聞く機会がありました。

「脳」の話は本当に不思議で興味深く、こんなに文明が進み、医学もIT分野も日進月歩の勢いなのに「人間の脳」に関しては、まだ解明されていない事が非常に多い事実に驚かされます。

脳は体重の2%の重さしかないにもかかわらず、体に必要な酸素とエネルギーの4分の1を消費してしまうそうです。中野さんは「100人いる社員中2人のみが会社経費の25%を使ってしまっている感じ」と例えていらっしゃいました。うまい例えです。

このように、私達の想像を遥かに上回る活動をしている脳。そんな脳でも、男女の間には決定的な違いがある部分のことを、皆さんはご存知でしょうか?

それは「言語野」という部分だそうです。

この「言語野」が生じさせる男女の違いが、私はパパとママによる育児の違いを生み出していると考えました。

女性は何故、おしゃべりなのか?

「女性がレストランやカフェで、何故あんなに長時間しゃべり続けられるのか全く理解できない」

そう思っている男性は多いはずです。私もそう思います。自分でしゃべっていて冷静に思うのです。「なんでこんなに次から次へのしゃべれるのだろう!?」と。それもそのはず、納得の理由がありました。

中野さんの話に戻りますが、「女性が1日に発する単語数」をご存知ですか?

2万語だそうです。

では、男性が1日に発する単語数はいくつだと思いますか?

なんと「7000語」、つまり女性の半分以下なのです。いえ、約3分の1!

この想像を絶するデータを、育児中の男性は知っておくべきだと心底思います。

なぜなら。それは、育児においてはとても大切な要素である「子どもへの言葉がけ」に大きく影響するからです。

赤ちゃんの脳はスポンジ


産まれてから言葉を発するまで、短くても1年強あります。何もしゃべることができない乳児でも しっかりと耳は聞こえていて、周りの人間が話す言葉は猛烈な勢いで脳に吸収されます。

よちよち歩き始めて、単語を発し始めたら後は早いもの。単語がセンテンスになり、だんだんとしゃべる言葉が長くなっていきます。

どの過程においても、非常に大切なのが「子どもへの言葉掛け」です。その重要さは乳幼児期のみならず、小学生や中学生、時には高校生に対しても同じだと考えます。

子ども達は、耳から入った言葉を脳で覚えたり処理したりして自分の物にし、初めて「自分の言葉」として発する過程をふみます。そのサイクルが多ければ多いほど、言葉が増えていくしくみです。

これまで出会った人達を思い出しても、お母さんと仲が良いお子さんは、おしゃべりな子が多くなかったでしょうか? 男女問わずです。

それもそのはず、父親よりも母親の方が3倍近く話すのですから、それをいつも聞いて育ったお子さん達は、言語的にも発達する可能性が高いわけです

だからパパも頑張って!


女性に比べたらどちらかというと、言葉少な目なパパ達。

でも、子どもの言語発達の側面から見ると、育児中はちょっと頑張って「いつもの2倍くらい」お子さんに言葉掛けしてあげたらいいのかもしれません

しゃべりすぎの心配は無用です。パパがどんなに頑張っても、きっと女性の単語数を抜くことはありませんから!

育児中は少しこれまでよりも意識して、お子さんに沢山言葉掛けをしてあげて下さい。2次的効果として、夫婦の会話が劇的に弾むようになるかもしれません!!


この記事の著者

エメラルド

エメラルド

都内在住40代の働くママ。ただし2人の息子の育児を最優先すべく、自営で時間をやりくりしながら充実しまくった育児生活を満喫中。「人間を育てるには年月がかかる。短期的プランでは無理」と心から思っており、幼児教育や人材育成、また海外経験を生かしたグローバル教育をライフワークとする。息子達はバイリンガル。

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