男の子は耳が聞こえなくなる時期がある


没頭すると聞こえなくなる「耳」

「子どもの宿題を見ながら、料理をしながら、SNSの返信しながら、明日の予定を組む」

文字化すると目まぐるしいですが、育児をしている女性にとってこんな事は朝飯前。女性はそもそも、複数の異なるタスクを同時並行する能力に長けている気がします。

熱中してテレビを観ているパパや息子に話しかけても、私の声なんて全く耳に入らないという場面、我が家では良くあります。どうしたらそんなに耳を外界からシャッタアウトできるのだろう!?
正直、女性である私には不思議でなりません。

私の場合、どんなに何かに没頭していたとしても、他の音が聞こえなくなるという現象はあまり起こらない気がします。何をやっていても、聞こえるものは聞こえてしまうのです。

だからといって集中していない訳ではありません。これは男性と女性の違いなのか、育児中の女性が持つ独特の才能なのか?

しかし、男の子に限っては「本当に耳が良く聞こえない状態になることがある」そうです。そしてこの事実をしっている人は、意外と少ないようです。

「男の子ってどうしてこうなの?」


私の愛読書の中に 「男の子ってどうしてこうなの?(スティーブ・ビダルフ著 2002年)」 があります。

この本には男の子独特の成長段階、男性ホルモンが発達に与える影響や男女の脳の成長スピードの違いについて触れており、男の子を育てている保護者にとっては非常に参考になる世界的ベストセラーの良本です。

特に男の子だけに起こる独特な現象に「耳が良く聞こえなくなる時期が存在する」らしく、これによって誰かが話しかけても完全に無視されてしまったり、伝えたはずなのにわかっていなかったりするトラブルが生じます

しかし世間では単純に「ちゃんとしていない」とか「注意力散漫」で片づけられてしまうことが多く、「だから男の子は・・・!」と言われる場面も日常生活の中で多々あります。

確かに男の子は女の子と比べて幼かったり、精神年齢が低い傾向がある事実は否めません。しかし男の子の怠慢さや気配りの欠如が原因ではなく、本当に聞こえていないことがあるというのです。

医学的に証明されています


本によると「思春期にさしかかった男の子は、耳の奥になる三半規管が急速に成長するため、一時的に耳が良く聞こえない状態になる」そうです。

この知識を持っていると、男の子を育児中の方にとっては「なんでちゃんと聞いてなかったの!?」という類のイライラが解消されるかもしれません。

特にパパ達は昔を思い出してみて下さい。

「そういえば、聞いた記憶がない事で、母親や先生によく怒られた時期があった」

それはきっと、身体的な発達の過程で致し方なく生じた現象だったのかも。

言った言わないの口論を避けるコツとしては、保護者が必ずわかっていて欲しいこと、理解しておいて欲しいことに関しては “相手の返事がある段階まで確認する” です。

きちんと傍に行って比較的大きめな声で目を見て伝えれば、意外と簡単に些細なトラブルは避けられます。

特に思春期の男の子を育児中の方々、どうぞ参考にしてみて下さい。


この記事の著者

エメラルド

エメラルド

都内在住40代の働くママ。ただし2人の息子の育児を最優先すべく、自営で時間をやりくりしながら充実しまくった育児生活を満喫中。「人間を育てるには年月がかかる。短期的プランでは無理」と心から思っており、幼児教育や人材育成、また海外経験を生かしたグローバル教育をライフワークとする。息子達はバイリンガル。

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