
赤ちゃんに話しかけていますか?
赤ちゃんだから話しかけてもわからない、意味がない、まだ話せないから…と思って無言でお世話をしている方、それは大きな間違いです。
今回は赤ちゃんへの言葉がけの重要性についてお伝えしていきたいと思います。
赤ちゃん時期の言葉がけはその後の成長に大きく影響する

赤ちゃんへの言葉がけは「知育の基本」と言われています。
パパやママ、兄弟、周囲の大人がたくさん言葉がけをする事で、脳の中にある「言語野」を刺激する事になり、単語や行動等の言葉を早期に覚え、次の行動を予測する事が出来るようになるんです。
うちの子は言葉を話すのが遅いなぁと感じている親御さんは、こまめな言葉がけを意識して関わってみるようにしましょう。
何を話せばいいのかわからない?

会話のキャッチボールが出来ない赤ちゃんと、一体何を話せばいいの? と思うかも知れません。
もちろん返答はありませんが、今見ているものや、している行動、これからする行動等をパパやママが実況してあげましょう。
「信号が赤だね。」
「今日は〇〇にお出かけするよ。」等々…。
言葉が話せない、理解できないと思っている赤ちゃんですが、話しかけるとその表情の変化に気が付くはずです。
例えば「お花がきれいだね。」と繰り返し話しかけると、お花を見るようになったり、自ら歓声をあげるようになります。これがコミュニケーションの第一歩。
話しかける際は赤ちゃんが聞きやすいよう、感情をこめて、ゆっくり話してあげて下さいね。
お風呂やおむつ替えの時間は言葉がけタイム

仕事に忙しくゆっくり子どもと向き合えないパパは、お風呂でたくさん語り掛けてあげましょう。よし、話をするぞ! と構えてしまう事はありません。
先ほどの実況に加え、
「シャワーで流すよ」
「あわあわ気持ちいいね」
等、次の行動を伝えつつ、子どもの気持ちを代弁してあげるだけで十分です。
湯船につかりながら明日の予定を話して聞かせてもいいかも知れませんね。赤ちゃんは話せずともしっかり聞いています。
また、湯船につかりながらゆっくり数を数えてもいいでしょう。毎回10まで数えて湯船からあがっていると、9までくると赤ちゃんなりに心の準備が出来、10で上がろうとするようになります。
オムツ替えの際も絶好の言葉がけタイム。
「おしりを拭くよ~気持ちいいね。」
これもポイントは実況と赤ちゃんの気持ちを代弁する事です。
言葉のシャワーを浴びた赤ちゃんは話すのも早い
赤ちゃんとの会話や、赤ちゃんの前での大人同士の会話が多ければ多いほど、言葉の習得は早くなります。女の子に比べ、男の子は言葉を話すのが遅いと言われていますので、特に気を付けて言葉がけを行ってあげると良いですね。
赤ちゃんが会話でコミュニケーションをとることを「楽しい」と思えるよう、まだ話せないうちから日常的に言葉のシャワーをたくさん浴びせてあげましょう。