
大波乱となった、アメリカ大統領選挙。当選確実と言われていたヒラリー・クリントンに勝利したドナルド・トランプ氏ですが、キャンペーン中には「メキシコとの国境に壁を作る」や、「イスラム教徒のアメリカへの入国を禁止する」など、その暴言の数々に人々を驚かせました。
不動産王ならぬ暴言王とも言われるトランプ氏ですが、彼は5人の子どものパパで、子どもたちは優秀で立派な子ばかりなのをご存じですか?
第2回テレビ討論会では、司会者に「トランプ氏の良いところは?」と聞かれたヒラリー・クリントン氏が、彼の子育てと子ども達を称賛しました。
トランプ氏の“最終兵器”とも言われる長女、イヴァンカ・トランプ

選挙戦で特に目立ったのが、トランプ氏の長女のイヴァンカ・トランプ。その美しさと、堂々としたスピーチ、振る舞いから「Actual First lady 事実上のファーストレディー」とも言われています。
父であるトランプ氏が経営する不動産会社の副社長を務めるとともに、ファッションモデルでもあり、自身の名前をブランド名としたオンライン・ブティックのオーナーでもあります。
その上、2009年に結婚して良き妻であり、3人の子どもを育てる母でもあり…と、ちょっと完璧すぎるんじゃないか、と思ってしまうほどの「才色兼備」ぶり。
お父さんがお金持ちで、生まれた時から裕福な暮らしをしていた…だけでは、こんな立派な子どもには育ちませんよね。
異母兄弟でも、子ども達全員がお父さんの選挙戦を応援

不動産王だったドナルド・トランプ氏は、3度も結婚しています。そのため5人の子ども達は、異母兄弟という関係にあります。
考えてみると、一番若いバロン君(10歳)以外は、両親の離婚を経験しているわけです。
にもかかわらず、子どもたちは優秀な学校を卒業して、父の経営する会社に入り、ビジネスでも父を助け、今回の大統領選挙では、キャンペーン活動に参加し、お父さんを応援する子どもたちの姿を何度も見ることができました。
勝利宣言では、すべての子ども達がステージに上がり、新アメリカ大統領となるお父さんを祝福しています。
“きっちり仕事をする姿”を見せて教える、トランプ氏の子育て
経営者だったころから、アメリカ国内外を飛び回り、多忙な生活をおくっていたトランプ氏が、毎日子どもの生活にかかわっていたとは思えません。
もちろん、超が付くほどのお金持ちですから、お手伝いさんがいたり、教育費にはお金をかけたりもしたでしょう。それでも、このように子どもたちが立派に成長している、ということは彼らがしっかりとお父さんの愛情を感じ、尊敬していたからではないでしょうか?

トランプ氏はビジネスには大変厳しいことで有名です。これまでの道のりには、競争に負け、巨額の負債を抱てたこともあります。しかし、彼は絶対にあきらめず、強い姿勢でビジネスに向き合ってきました。
「睡眠時間はわざと短くしている。睡眠が足りない方が仕事の時、リラックスしないで鋭い感覚を残せるから。」と語っています。これだけ、真面目に仕事に向き合っている姿を、子どもたちが見ていないはずがありません。
毎日一緒に夕飯を食べたり、お風呂に入ったりできなくても、子ども達には“働くお父さんの姿”を見せて、素晴らしいロールモデル(お手本になる人)になっていたのではないでしょうか?
トランプ流の子育て、いかがでしょうか? 2度も離婚して、テレビでは暴言を吐き、人から揶揄されるトランプ氏も、立派に子どもを育てた父親として見てみると、印象が違ってきませんか?
もうすぐ始まるトランプ新政権、スーパービジネス・パパが目指す、新しいアメリカ。これからが楽しみですね。