人手不足の時代が到来。家庭の中で実践できるビジネス訓練


583万人の人出不足


私は日々、どうしたら我が息子達が将来「自分の力で仕事をして生計を立てられる人間になれるのか?」を考えながら育児をしています。

ITやロボット、AIが人間の労働を代替できる時代だ、人間の職が人間以外の物に奪われてしまう世界はもう目と鼻の先、と最近では様々なテレビや雑誌でも騒がれていて、「人間にしかできないことは何だろう」と真剣に考え始めている保護者も少なくないようです。

何故なら、それはこれからの育児に直結する問題だからです。

しかしその心配とはウラハラに、実際には今後の日本は確実に「人手不足」の一途を辿っているという統計が出ているから驚きです。

2025年、日本の労働力には583万人の人手が足りなくなるそうです。(総務省「労働力調査」H27年)

これは沖縄県4つ分、もしくは兵庫県丸々1つ分に匹敵し、決して侮れない数となっています。

しかもこの人手不足の数は将来の就職者数の見込み数と、内閣府が「中長期の経済財政に関する試算」で提示しているシナリオのもと、毎年GDP 0.8%の経済成長率維持が前提なので、読みが外れると更に人手不足は悪化する可能性を秘めていると言えるでしょう。

売り手市場なのに職はない?


「人手不足ということは売り手市場、だったら就職に困らないじゃない」と思うかもしれません。

しかし世の中はそんなに甘くはなく、人手が余っている産業(政府サービス、製造業等)と極端に不足している産業(情報通信・サービス業、卸売・小売り業等)の二極化が進んでいます。(上記サービス業には「介護」も含まれます)

やはり必要とされる人材はいつの時代も引く手あまた、逆にどんなに希望しても余剰が目立つ産業ではなかなか雇用してもらえないのが現実のようです。

現在働きたくても働けていない女性の雇用が進んだり、優秀な外国人が増えてきたら、結局競争自体は減らないのでしょう。つまり、いかに「ロングスパンで社会のニーズに応えるか」が要になってくるのだと思います。

相手のニーズや意見を察知する力


ではこれからの育児において、特にパパにとってはどのような視点が必要になってくるのでしょうか? 様々な切り口があると思いますが、やはり日々仕事をしていて感じるのは

「相手のニーズ、相手の意見にきちんと耳を傾けて、自分がやりたいことだけではなく、相手が何を望んでいるのかを察知する力」

これを日々の生活の中で養ってあげれば、どんな社会に出ても必要とされる人材に繋がると信じて止みません。

物事は、「自分の意志」だけでは動かない場面が多々あります。

しかし、限られた時間の中で結論を出したり、前に進まなければならないことだらけです。

家庭の中での「ちょっとした交渉」も、親のアプローチ次第で子どもは「パパやママに理解してもらった上で、自分の欲求を通す練習」ができるのです

家庭の中でのビジネス訓練。意外とはまってしまうかもしれません。


この記事の著者

エメラルド

エメラルド

都内在住40代の働くママ。ただし2人の息子の育児を最優先すべく、自営で時間をやりくりしながら充実しまくった育児生活を満喫中。「人間を育てるには年月がかかる。短期的プランでは無理」と心から思っており、幼児教育や人材育成、また海外経験を生かしたグローバル教育をライフワークとする。息子達はバイリンガル。

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