オーストラリアの幼稚園でみた面白い教育法 子どもに合ったやり方を見つける【多面的アプローチ】


オーストラリアでは、小学校に上がるまでに「1から10まで数えられること」「AからZまでのアルファベットを覚ること」の2つが出来るようになることが奨励されています。

そこで幼稚園では、学校に上がる前の年になると、先生たちがこの2つを子ども達に教えるのですが、その【教え方・アプローチの仕方】がとても面白いなと感じたので、ご紹介したいと思います。

歌う?踊る?それてもクイズにする?

一人目の子どもの場合

私の一人目の子どもは、元気いっぱい、好奇心旺盛な男の子。「なぜ?」「どうして?」と学習意欲はあるのですが、じっと座って話を聞くのが苦手でした。

先生たちは、そんな彼が歌やダンスの時間に生き生きとしているのを見て、「歌やダンスで数字やアルファベットを学ばせよう」と思い立ちました。

数字がでてくる歌を歌ったり、アルファベットの形を体で作るゲームをしたりすると、息子はみるみる数字やアルファベットを覚えていったそうです。

二人目の子どもの場合

2年後にお世話になった二人目の子どもは、シャイで人前に出るのが苦手な女の子。けれど先生のお手伝いをしたり、誰かのお世話をするのが好きな子でした。

そこで、先生たちはアルファベットを当てるクイズをする時に、彼女に「アシスタント」になってとお願いしました。

クラスの子どもたちがクイズに答えると、先生が彼女に「アシスタントさん、この答えは正解ですか?」と聞きます。

娘は、アシスタントとして正解・不正解を答えます。こうして先生のお手伝いをしながら楽しく数字やアルファベットを覚えていったそうです。

やり方は子どもの数だけ、ひとつじゃない!


一人ひとりの子どもを見て、数字とアルファベットを覚えさせるアプローチの仕方を変えていく先生たち。

その姿に感心した私が「すごいですね!でも、大変じゃないですか?」と尋ねると

「そんなことないですよ、毎年子どもが変わるので、まだまだ他にもやり方があるのだと、いつも発見させられます!」

とニッコリ。

素晴らしい、これぞ教育者のカガミ!と感動した一方で、これは他の事にもあてはまるな~と思いました。

みんな「自分にあった様々な方法」を見つけている


私たちも、自分に合ったアプローチ方法を自然と見つけています。

たとえば仕事や学業で、何か「期限までにやらなければいけない事」ができたとき、そのやり方は人それぞれです。

人よりも朝早く起きて取り組む人。
帰る時間が少しくらい遅くなっても、夜のうちに終わらせてから帰る人。
取り組む場所にしても、静かな場所の方がはかどる人もしれば、逆に喫茶店などちょっと騒がしいくらいのほうがいい、という人もいると思います。

それぞれのタスクを終わらせるために、実は私たちも「自分に合った方法」を模索しながら生活していることがわかりますね。

それがこと、子供の教育となると、とたんに「こうでなければダメ!」という風に、つい考えてしまうのです。

まずは子どもをしっかり見て


子どもに何かを習得してほしい、出来るようになってほしい、と思った時には、まずお子さんのことをじっくりと見てあげてください

どんな子なのか、何が好きなのか、何に楽しいと感じでいるのか。そこから「どんなアプローチをとるか」と決めることができると思います。

同じ「やらなければいけない事」でも、楽しんで習得した方が、きっと身になりますし、なにより習得するスピードや深さが変わってきます

やり方は、まさに「人・子どもそれぞれ」あなたとお子さんだけに当てはまるような、楽しいアプローチの仕方をぜひ見つけてくださいね。


この記事の著者

Tsukky

Tsukky

南半球のオーストラリアで男の子・女の子、2人の小学生を子育て中のママです。食物アレルギーがあったり、男の子と女の子の成長のちがいに驚きの毎日ですが、オーストラリア流の「のんびり子育て」を楽しんでいます。

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