失敗を恐れず、チャレンジできる子どもを育てるには?


失敗の繰り返し


エジソンも、スティーブ・ジョブスも、iPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんも、数えきれないほどの「失敗」をしたからこそ、誰も成し得なかった発明や開発、発見に至りました。

大人は子どもに、そしてシニアは若者に対して

「失敗から学ぶことは大きい。どんどん失敗の経験を積みなさい」

と口では言うものの、現実は違うよな・・・と思ってしまうことがあります。

日本は海外に比べると「チャレンジした結果、失敗に終わってしまった」という人が自分の周りにいた場合、「チャレンジした」という勇気や行動力を称えるよりも、「失敗に終わった」という結果に着目してしまいがちです。

それは一体、何故なのでしょうか?

失敗=終わり?


その理由はきっと「失敗」は多くの大人達にとって、「恥や終わり」を意味するからだと思います。

失敗したら取返しがつかない、だからなるべく失敗しないようにリスクを取りたくない。

失敗したら、自分には「ダメな人間だ」というレッテルを貼られるかもしれない。だから失敗したくない。

このような思考回路が堂々巡りになると、人は「失敗しないように、しないように」と、挑戦する気持ちが強くなるどころか、ますます失敗を恐れるようになってしまいます。

また、失敗を恐れる心理には「他の人が自分をどう見るのか、評価しているのか」を非常に気にするという文化的背景があるのかもしれません

欧米の大人や子どもと接すると「他の人がどう思おうが、自分は自分」というマインドが強いせいか、周りがどう思おうとやりたいことをやり、言いたいことを言うという人達も少なくないですが、日本ではなかなかそうはいかないものです。

しかし、「これからの時代は結果を恐れず挑戦する」というマインドを持ってほしいと願うパパもママも多いはず。

では、どのような接し方をしたら、子ども達は結果を恐れずに「挑戦」することができるのでしょうか?

セカンドチャンス

一つ目の答え

まず、一つ目の答えは「受容」だと思います。

スポーツでも、勉強でも、発表会でも、出た結果を親が批判せずにそのまま「受容」してあげれば、子どもはその後の一歩を踏み出しやすくなるでしょう。

結果を、そのまま受け止めてあげるだけに留めるのです。ジャッジをしないで受け止めるだけ。なかなか難しいことです。

二つ目の答え

次に、「誰にとっての失敗なのか」を考えるといいかもしれません。

親にとっての失敗でも、子どもにとっては「プロセスだと捉えていること」が結構あるものです。

ああでもない、こうでもないと吟味している過程では、「親にとっては失敗に見える」かもしれませんが、本人の中ではまだ完結せず、前進している場合もあります。

親は完成形を求めがちですが、案外子ども達は「プロセス」を楽しんだりします。

レゴ作りやお絵かき、工作などがこれに当たります。模試だって、受験だって、長い目で見れば「人生におけるプロセス」です。

そして私が一番大切だと思う考え方は「明かに失敗という結果に終わったとしても、セカンドチャンスを与えてあげる」という親の姿勢です。

失敗しても、また挑戦すればいいんだ、挑戦できるんだ!

このように自ら思える環境に育ったお子さんは、成長する過程でもまさに失敗を恐れず、一見「大丈夫!?」と思える物事に対しても、果敢に立ち向かえます。

何故なら、例え良い結果がでなくても、次があるから大丈夫。またチャレンジしよう、というマインドを持てるからです。

失敗してもその事実を受け止めた上でセカンドチャンスを与えてくれる人間が周りにいたら、子どもに限らず人はとても強くなれると思いませんか?

失敗は終わりではなく、始まりと考えられるかどうかが大切なのです!

おむつ時代を思い出して・・・


最後に。

もうお子さんが大きいパパやママは、1~2歳でオムツを取る練習をした時の事を思い出してみて下さい。

何度も何度も失敗して、でも励ましながら、時間をかけてオムツを外していったはずです。

「もう大丈夫!」と安心した途端、再び派手に失敗したり・・・・。

結果を出したり、成功させたりするには、時間がかかるもの、とお子さんの失敗にイライラしたら、どうぞオムツ時代のかわいかった我が子を思い出すといいかもしれません。

I have not failed. I’ve just found 10,000 ways that won’t work.
-Thomas Edison-

私は失敗したことはない。
ただ1万通りの「うまくいかない方法」を見つけただけさ。
– トーマス・エディソン –


この記事の著者

エメラルド

エメラルド

都内在住40代の働くママ。ただし2人の息子の育児を最優先すべく、自営で時間をやりくりしながら充実しまくった育児生活を満喫中。「人間を育てるには年月がかかる。短期的プランでは無理」と心から思っており、幼児教育や人材育成、また海外経験を生かしたグローバル教育をライフワークとする。息子達はバイリンガル。

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