今春、無事に保育園へ入所 その後に待ち受ける危機「小1の壁」


女性の社会進出促進が叫ばれる昨今、共働き世帯数はどんどん増加しており、ここ約40年で専業主婦世帯とその数が全く逆転してしまいました。

男女共同参画白書(2016/6)によると、1980年に614万世帯であった共働き世帯は、2015年に1114万世帯へと増加。この1114万世帯という数は、なんと1980年の専業主婦世帯数と全く同数なのです。

そして、2015年には687万世帯へと減少しており、グラフにするときれいな×印を描くのです。今や、共働き世帯が日本のスタンダードとも言えます。

しかし、このニュースタンダードスタイルも子供を持つことで、グッと変わってきます。

当然のことながら妊娠出産期に産休や育休、または退職…。復帰しようにも保育園は待機児童ばかりで、否応なしに専業主婦…といったケースは少なくありません。

もはや社会現象となった「日本死ね!」というツィッターへと繋がります。

深刻な問題ではありますが、今日は待機児童問題ではなく、幸運にも保育園への入所も果たし、職場復帰も叶った妻を持つ、ハッピーなパパへと降り掛かる【その後の危機】について述べたいと思います。

保育園へ入所 その後の危機とは


幼かった子供も無事に卒園~入学と、感慨深い桜の季節ですが、感慨に浸ってもいられません。

何故なら【日本の公立小学校は専業主婦家庭を前提にスケジューリングされている】からです。

入学説明会、入学受付(物品購入)、入学式、参観懇談会、家庭訪問…これらすべて平日の昼間に行われます。3月下旬から4月に掛けて、約一ヶ月間の出来事です。

ひと月に4回も平日に休める会社って、この世の中にどれくらいあるのでしょうか?

これで驚いてはいけません。

保育園へ通える限度は3月末日までとする園が多いようですが、園によっては卒園式(3月中旬)以降の保育をしていないところもあるようです。

従って、この間は自力で何とかしなくてはなりません。そこで、学童保育となるわけですが、これまた地域によってまちまちの対応です。定員オーバーだと抽選で…ということも。

抽選によって仕事が左右されるもの如何なものか?と感じざるを得ません。その上、保育時間は保育園より早く、17時のところが多いようです。

これまた現実的ではなく、学童保育そのものの設立意図に反するとも思えるのですが…。

この時差ギャップを埋める為にはファミリーサポート(自治体によるボランティアシッター紹介サービス)を利用する選択肢もありますが、トラブルも多いと聞きます。

実際に死亡事故も発生しており【自治体は紹介するが、トラブルには不介入】と前置きされると、なかなか踏み切れません。

サービスへの不満を示すと「基本的に皆さんのご厚意ですから…」と言われることも。中途半端なシステムと、責任所在が不明確な仲介を自治体が行っていることに「疑問」ですが、約44万人が利用している実績もあるようです。

通学問題をクリアしたら次は…


なんとか、通学問題をクリアできたと思ったら、次はPTA役員の選出です。

【6年間で1度は持ち回り】が暗黙のルールとなっており、「どのタイミングでやるか?仕事と相談しながら…」と検討していても「じゃあ、ジャンケンします!」といつの間にか…。

もちろん、PTA総会は平日です。そして…やがてやってくる【魔の夏休み】。運よく学童保育の席を確保できたとしても、夏休みは、ありがたい給食がありません。毎日、お弁当を持参と言うことになります。

さて、ざっと挙げましたが、これらがいわゆる「小1の壁」です。

このような諸問題にママは何年も前から、検討し、対応し、解決して行こうと頑張っています。日頃から、夫婦で育児の問題は共有するよう、世のパパへご忠告申し上げます。

日頃、育メンの自覚がないパパは、是非とも地域の状況など、調べた上で相談して下さい。

保育園へ入所した今から、このような問題を妻へ提示し、相談している「パパ」は、子供のこと、家庭のこと、妻のことを大切に考え、思慮深く計画性のある「男」になれます。

待機児童問題ばかりがメディアを賑わしていますが、「小1の壁」もかなり深刻な問題です。

女性の社会進出が進めば、必ず少子化になるシステムは、もう捨てて良いのではないでしょうか?


この記事の著者

竹内 英司

竹内 英司

50歳にして5歳児の父。育児から政治までを語る、主夫兼在宅ライター。

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