子ども達の未来に必要なこと 多民族文化「モルティカルチャー」を考える


トランプ大統領の移民規制令から、世界各地で移民に対する論争やデモが高まってきています。

日本ではまだ移民の数が少ないので、テレビやニュースでは見たことがあるけれど、しょせん他人事…と思っている人が多いのではないでしょうか。

しかし、未来を担う子どもを育てる私たちにとっては、これが「他人事」ではないのです。

人口減少が止まらない日本
子ども達が成長するころには、日本はどうなるのか


厚生労働省の発表では、2030年の労働人口は、2005年よりも1,050万人減少すると予測されています。

2030年といえば、2010年に生まれた子ども達が20歳になるころです。政府は、この働き手の減少を「外国人労働者の増加」で乗り切ろうとしており、外国人労働者は毎年増え続けています。

日本人の人口がどんどん現象する中で、毎年多くなっていく外国人労働者たち。政府は、「日本の永住権を与えていないので、移民ではない」としていますが、国内の民族のバランスが変化していくことは明らかです。

私たちの子どもが20歳になるころには、今とは違った「多民族な社会」になっていることが予想されます

多民族文化「モルティカルチャー」とは


外国から来た人々が日本で生活する中で、生活習慣や文化・宗教なども一緒に持ち込まれます。それぞれの国によって一つ一つが異なり、それらが日本の文化と交差して、いろいろな文化が混在するようになります。

職場や学校でも、日本人だけではなく他の人種が加わって、ミーティングなどで意見の交換をする時には、今までにはなかったようなアイデアや意見が生まれることもあると思います。

逆に、今まで「日本では普通」だった常識やルールなどが、理解されない・通じない、という状況も生まれたりしてくるのです。

子ども達に何が求められることになるのか


モルティカルチュアルな社会で求められるのは、他の民族や文化に対する「理解力」と、枠にとらわれない「自由な発想」、そしてどんな相手とでも話し合うことができる「交渉力」です

今は、主に海外留学などを通してこの力を身につける人が多いですが、将来日本が多民族の国になれば、日本にいながらこれらの能力を自然に学ぶことができるようになります。

世界平和も夢ではない!?

お互いの文化や民族を理解し、尊重することが出来るようになれば、戦争や紛争などの争い事が減ります。なぜなら、これらの発端は主に「民族間・宗教間の衝突」であることが多いからです。

自分だけの民族の中にあるルールを、他の民族に押し付けず、相手の意見を聞きながら、協力して物事を進めていくことができれば、大げさでなく戦争や紛争のない世界を作ることができるはずです。

残念ながら、今争い事を起こしている私たち世代のリーダーには、耳を貸してはもらえないと思いますが、未来のリーダーとなる子ども達にこれらの大切な事を教えていくことで、私たちは一歩でも平和な未来に近づくことができるのです。


この記事の著者

Tsukky

Tsukky

南半球のオーストラリアで男の子・女の子、2人の小学生を子育て中のママです。食物アレルギーがあったり、男の子と女の子の成長のちがいに驚きの毎日ですが、オーストラリア流の「のんびり子育て」を楽しんでいます。

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