木登りOK、フェンスに登ってもOK 「遊ぶこと」にルール・規則を作らない小学校


「No Rules School=規則のない学校」として有名になった、公立の小学校がニュージーランドにあります。

オークランドにあるスワンソン小学校には、他の小学校に当たり前に存在する「木やフェンスに登ってはいけない」、「こわれた遊具で遊んではいけない」、「校内でスクーターや自転車に乗ってはいけない」というような規則がありません。

なんと子どもたちは、「何をして遊んでもいいよ」と校長先生から言われているのです

フェンスによじ登って、遊びまわる子ども達

スワンソン小学校の休み時間は、ワイルドに遊ぶ子ども達であふれています。

スクーターを乗り回す子ども、屋根に届きそうなくらいの高い木によじ登る子ども、木の廃材を持ってきて秘密基地を作ろうとしている子ども…。

大人から見れば、どれも「あ、あぶない!」と声がでてしまいそうです。そんな彼らを、じっと見守り続けるマクラクラン校長先生。もちろん、見守るだけで怒ったりしません。


≪あ、あぶない! 高すぎるフェンスを登る子供 画像元:SBS TV


≪高い木によじ登る子ども 画像元:SBS TV


≪木の廃材を持ってきて秘密基地を作ろうとしている子ども 画像元:SBS TV

危ない? 危なくない? 子どもの「自由な遊び」

一見、子どもがケガをしそうな環境に見えるのですが、マクラクラン校長はこう言います。

「転んでケガをしたら、自分で立ち上がってそこから学ぶんですよ。ちょっと危なそうな遊びをする時は、子どもだってちゃんと分かっています。」


≪マクラクラン校長先生 画像元:SBS TV

実際に、「何をしてもいい」という現在のスタイルにしてから、子ども達がケガをする機会が減ったのだそうです

自分で考えて、子ども同士で話し合って遊ぶことで、リスクを予想することが出来るようになります。

たとえケガをしても、リスクを分かった上のケガであれば、誰かのせいにしたり、それが原因でケンカになることも少ないのだそうです。

今の危険の回避することで、将来の危険を増やしている

「危ない危ないと言って、子どもにリスクのある遊びをさせないことで、結果的に将来もっと大きな危険を増やしているんですよ。」

と先生は言います。

どこまでやったら危ないのか、子どもが自分で「リスクマネジメント」ができない状態に、私たち大人が仕向けてしまっているのです。それは近い将来、もっと大きなリスクとなって帰ってくる恐れがあります

スワンソン小学校の先生たちは、この「ルールなし」のスタイルをはじめてから、子ども達の授業に対する集中力がアップした、と言います。

ストレスが減ったのか、ケガもいじめも減ったのだそうです。子どもが「子どもらしく遊ぶ」こと、これこそが大人が子どもに与えてあげるべき環境なのかもしれません。


この記事の著者

Tsukky

Tsukky

南半球のオーストラリアで男の子・女の子、2人の小学生を子育て中のママです。食物アレルギーがあったり、男の子と女の子の成長のちがいに驚きの毎日ですが、オーストラリア流の「のんびり子育て」を楽しんでいます。

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