- 2017-6-25
- パパ
- キッズウィーク, ワーク・ライフ・バランス, 休日, 祝日

平成30年(2018年)4月からの導入をめざす「キッズウィーク」について、世のパパ達はどうお考えですか?
休みが増えてラッキー! なんて意見が大多数かと思いきやそう簡単な話ではないということで、なにやら物議を醸しているようですが……?
キッズウィークとは

「キッズウィーク」についてのニュースを見た人も多いでしょう。
これは夏休みの開始を遅らせたり終了時期を早めたりして、その分の休みを別の時期にとらせるという仕組み。
政府は全国の小中学校を対象に、来年4月からの実施を目指すとしています。
キッズウィーク期間は親の有給休暇取得をうながすことによって「大型連休はどこも混み合う」、「観光産業は繁忙期と閑散期の落差が大きい」といった状況を緩和することが狙いです。
それでなくとも有給を取りにくいビジネスマン。政府が企業に働きかけるということから、願ってもない!という賛成の声多数かと思えば、意外にもそう簡単な話ではないようです。
SNSでは批判的な意見が……
SNS上では、キッズウィークに対して批判的な意見が散見されました。
・子どもは休みでも親は休めない場合、預け先に困る
・制度を作る前に、残業時間を減らすなど取るべき対策はいくらでもある
・子どもがいる家庭だけが優遇され、その他がしわ寄せを食う
このような意見が多かったですね。
どうでしょうか。そう言われてみれば、そうかも……と思えますよね。
子どもも大人も。「休み方」に期待すること

「日本人は働きすぎ」なんて言われる機会が増え、若い世代を中心にワーク・ライフ・バランスを重視する傾向が高まっています。
その一方で「上司が帰るまで退社できない」、「たくさん残業している人が仕事できると思われる」など、非効率に思える習慣が根強いのも事実です。
こうした背景を受けて期待したいのは、長時間労働を減らすことや必要なときに必要な休みを気兼ねなく取れる風土だと思います。
また子どもにしても、学校のスケジュールがびっしり決まりすぎているので、親の休みに合わせるのが難しいというのが現実です。
大人も子どもも、もっとフレキシブルに休める仕組みが整えば、結果として経済の活性化や国民全体の幸福度のアップにつながるのではないでしょうか。
おわりに
賛否両論のキッズウィークですが、大型連休の混雑緩和や有給休暇の取得促進など、本質的な狙いとしてはありがたいものです。
空洞化した制度として終わらせるのではなく、子どもを育てるパパママ、まわりの人達にも有用なシステムとして機能していくことを期待したいですね。