誰かのために、今できること バカにされても、髪の毛をのばし続けた男の子


アメリカのフロリダ州に住む、8歳のクリスチャン君は、ごく普通の男の子。それが、2年ほど前から髪の毛を切らずに、ずっとのばし続けています。

それは、のばした髪の毛をドルネーション(寄付)するためです。

女の子ならともかく、小学生の男の子であるクリスチャン君が、2年という長い間「困っている誰かのために」髪の毛をのばし続けたこの話は、人々に大きな感動をあたえました。

小児がんで、髪の毛を失った子ども達のために


≪画像元:Daily Mail Australia

クリスチャン君の髪の毛がドルネーションされるのは、子どものために人毛でウィッグ(かつら)を作っている団体です。

小児がんなどの病気治療の副作用で髪の毛がぬけ落ちてしまった子ども達に無償でウィッグを配っているそうです。

クリスチャン君が助けたい「困っている誰か」とは、病気で髪の毛を失い、ショックを受けている同じ年代の子ども達だったのです。

「女の子みたい~」とバカにされても気にしない

2年前に、小児がんと闘う子ども達のCMを見たクリスチャン君は、自分の髪をドルネーションすることを決意します。

ドルネーションのために必要な髪の毛の長さは最低でも12inch(およそ30cm)。そこまでのばさなければ、ウィッグを作ることができません。

クリスチャン君は健康で美しいブロンドの髪の毛を、ひたすらにのばし続けました。

もちろん男の子ですから、周りのクラスメイトからは「女みだいだ~!」と冷かされます。時には大人たちからも、男の子なんだから髪を切りなさい…と言われたり。それでも、クリスチャン君の決意は変わることはありませんでした。

ついにヘアカットの日!Facebookが大きな話題に


≪画像元:Daily Mail Australia

ついに30㎝にまでのびた髪を切ってドルネーションする日が来ました。

髪を切る様子を写真に撮ってFacebookに載せたお母さん。長い髪を切り取った後、丁寧にバリカンで短くするお父さん。二人とも「息子を本当に誇りに思います」とニッコリ。

お母さんがアップしたFacebookのポストには、クリスチャン君の2年にもおよぶ努力と、なぜ髪をのばしていたのかという理由、そして切った髪の毛を誇らしげに掲げるクリスチャン君の写真が掲載されました。

このFacebookのポストは大きな話題になり、感動した人々からのコメントが殺到したそうです。

世の中は「みんなで助け合う」ことで成り立っている


≪画像元:Daily Mail Australia

クリスチャン君のお母さんは、いつも子ども達にこう教えていたそうです。

世の中は、あなた一人でできているわけじゃないのよ。
みんながつながりを持って助け合うことで成り立っているの。

クリスチャン君の行動は、まさに世の中のために、自分が今できる事をしようという強い意志がありました。これも、お母さんからの言葉がちゃんと彼に伝わっている証拠です。

小学2年生の男の子にできた、「誰かのために、今できること」。きっと私たちの身の回りにも、誰かのためにできることが何かあるはずです。親として、子ども達の将来のために「人々がつながり、助け合う社会」を作っていってあげたいですね。


この記事の著者

Tsukky

Tsukky

南半球のオーストラリアで男の子・女の子、2人の小学生を子育て中のママです。食物アレルギーがあったり、男の子と女の子の成長のちがいに驚きの毎日ですが、オーストラリア流の「のんびり子育て」を楽しんでいます。

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