「待てない人」にならないために 「待つ」を楽しむことのススメ


電車や車の発達で、長い距離も短時間で移動できるようになった私たち。携帯電話の普及では、話したい人と「今すぐ」連絡が取れるようにもなりました。

インターネットの普及では、何日もかかる手紙ではなく「今すぐ」送れる電子メールが主流に。どんどん便利に、やりたいことが今すぐできる時代。

けれど、その一方で私たちは「待つことの楽しみ」を忘れてしまったように思います。

子育ては、待つことの連続です。


何でも手早く、すぐに用がすむ時代。こんな時代の中で「待てない人」が増えているのではないでしょうか?

早く済ませたい、今すぐ行きたい、と何でも時間短縮しようとしてしまう昨今。けれども、子どもを育てることは「待つこと」の連続です。

子どもが、くつを自分ではこうとするとき、今日あったことを伝えようとするとき、私たちのそれよりも長く時間がかかってしまいます。

子どもですから、時間がかかって当然なのですが、それを「待てない大人」が増えているのではないでしょうか?

「早くしなさい!」と言いすぎていませんか?

思わず「早くしなさい!」と言ってしまう人も多いかもしれません。

しかし、その時間は子どもが自分でチャレンジしたり、やり方を検討していたり、考えをめぐらせていたりしている時間でもあるのです

電車に乗り遅れない事や、早く目的地に着くことも大切かもしれませんが、子ども達のその時間が、彼らをグッと成長させる「貴重な時間」なのだとしたら、それを短縮してしまって良いのでしょうか?

「待てない親」の子どもは、「待てない子ども」


私たち親が待つことが出来なければ、当然、子ども達も待つことは出来ません

私たちは、子どもに「早くしなさい」と言っておきながら、子どもには「ちょっと待っててね」などとよく言ってしまいます。

これは、とてもアンフェアですよね。「待てる子ども」にしたいのなら、私たち親から、まずは「待つこと」を始めなければいけません。

「待つこと」を楽しもう!


今度、あなたのお子さんが何かに時間をかけていたら、それを待つ間に、その様子をじっと観察してみてください。

一生懸命何かをしたり、考えたりしている姿はとても愛らしいですし、もうこんな事も自分で出来るようになったのかと、驚くことも多いと思います。日々、成長している子どもから、私たち親の方が発見することも多々あるのです。

「待つこと」を教えるならば、「一緒に待つこと」で楽しい時間を作り出す事もできます。

「…じゃあ、待ってる間に何しようか?」と親の方が提案することで、待つ時間は「イヤな時間」ではなく「楽しい時間」に変わります。

しりとり、手遊びなどは、古き良き遊びです。なんの道具もいらず、どこでもできます。その場にある物を使って遊べるような、アイデアを一緒に考えることも楽しいですし、これから行く場所や見るものが、どんなものかを想像するのも楽しいですね。

ほんのちょっとの「待つ時間」を楽しむことができれば、イライラせずに「楽しい時間」を増やすことができます。

今を楽しむことは、とても重要です。

なぜなら、子ども達は日々成長して、あっという間に大きくなってしまいます。何かを待つ間だけでも、のんびりと今のひとときを、楽しんで過ごしたいですね。


この記事の著者

Tsukky

Tsukky

南半球のオーストラリアで男の子・女の子、2人の小学生を子育て中のママです。食物アレルギーがあったり、男の子と女の子の成長のちがいに驚きの毎日ですが、オーストラリア流の「のんびり子育て」を楽しんでいます。

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