男性の育児休暇取得率の現状とリアル 「イクメン」ではなく「家事メン」だった


「男性でも育児休暇は取れる」というのは、多くのパパがご存じのことでしょう。

では

「実際に取得した経験は?」
「取得したことのある男性は身近にいますか?」

となると、「むむむ」となる方も多いのでは。

パパも積極的に育児に関わるべきという声の高まりに反して、なかなか進展しない男性の育児休暇事情。実際に取得したパパの話をもとに、ちょっと考えてみました。

あるパパが半年間の育児休暇を取得した話


先日新聞を読んでいると、その新聞社の男性記者が半年間の育児休暇を取得したという記事が目に入ってきました。

少しずつパパの育児休暇取得率も上がってきているとはいえ、まだまだ多くないのが現状。たとえ取得したとしても、せいぜい1~2週間なんて話も聞きます。

そんな中で、半年間という長い期間にわたって育児休暇を取得された体験談。これはとても興味深いものでした。

「イクメン」ではなく「家事メン」だった


「育児休暇を取得している」というと、まわりからは「イクメンですね!」という反応が返ってきたといいます。

しかしそのパパは、実態としては「家事メン」に近いと感じていたそうです

子どもの保育園への送迎、ご飯の料理、ゴミ出しや掃除など、家事の大半を担った一方で、子どもの世話についてはほとんどママが担当。

真夜中、2時間おきの授乳でフラフラのママを見て「自分にも母乳が出せれば」と歯がゆい思いをしたこともありました。

もし一人で育児・家事をこなさねばならないとしたら……。

寝不足と過労でつぶれてしまいそう。パパの育児休暇は赤ちゃんのためでなく、ママのためにあるのではないか

と、半年間の育児休暇を経て感じたそうです。

男性の育児休暇率はどれくらい?

厚生労働省の発表する「平成27年度雇用均等基本調査」によると、平成25年10月1日から26年9月30日までの間に出産した女性のうち、育児休業を取得した割合は81.5%。

一方、配偶者が出産した男性の場合は2.65%で、前回調査よりも0.35ポイント上昇しています。


≪画像元:厚生労働省(pdf)

男性の取得率は上がっているとはいえ、まだまだ充分とは言えない状況。背景には、「まわりに取得している男性がいない」「自分だけ育児休業をくださいとは言いにくい」という事情があるようです

一人のパパの力ではどうにもならない、根深い問題ではありますが……。徐々にでも、パパが育児休暇を取得しやすい社会になっていくことが期待されますね。

おわりに

男性の育児休暇の取得率、そして実際に取得したパパの体験談をご紹介しました。

とくに初めての子育ての場合、日々慣れないことの連続でママはクタクタ。正直、家事にまで手は回りません。そんなとき、短期間でもパパの手助けがあるとうれしいものです。

これから赤ちゃんを迎えるプレパパは、社内に男性の育児休暇取得例がないか、取得を推進するような制度がないかなど、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。


この記事の著者

七尾 なお

七尾 なお

仙台在住のママライター。夫、息子、娘の4人家族です。家事も育児も手を抜き息を抜き、ゆるーく毎日やっています。世の中のパパとママがもっと仲良くなれますように!という想いをこめて、記事をお届けします。

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