
背中スイッチって知っていますか? 寝かしつけの時には十分に注意しなければいけない背中スイッチ。
背中スイッチを知っている人も知らない人にも背中スイッチを発動させないためのポイントをご紹介します。
背中スイッチとは?

背中スイッチとは、抱っこやおんぶなどで寝かしつけて、布団に寝かせようとすると突然大泣きしてしまう現象です。
まるで背中にスイッチでもあるかのように寝かしたとたんに泣き出してしまいます。子育て経験者ならみなさん経験があるのではないでしょうか?
また、この背中スイッチが発動してしまい寝かしつけに悩んでいるパパやママも多いのではないでしょうか?
背中スイッチの原因

中には背中スイッチが発動しにくいお子さんもいて、とにかく個人差があります。敏感な子ほど背中スイッチが発動しやすいので気をつけましょう。
原因①眠りが浅い
寝かしつけてすぐだったり、手足にまだ力が入っていたりしているうちに布団に寝かしつけようとすると背中スイッチが発動しやすいです。
全身の力が抜けて抱っこしていてずっしりと重く感じられたらぐっすりと眠っているサインです。
原因②姿勢の変化
抱っこやおんぶなどの丸くなっている姿勢から布団に寝かせる背中がまっすぐになる姿勢へと変化することにより目が覚めてしまいます。
原因③温度の変化
ママやパパの温かいぬくもりから、冷たい布団へ温度が変化しそれを赤ちゃんは敏感に感じとって目覚めてしまいます。
原因④感触の変化
ママやパパの柔らかい肌から、無機質な固い布団へ感触が変化することで赤ちゃんは目覚めてしまいます。
原因⑤赤ちゃんの個性
とにかく敏感な子は肌と肌が触れ合っていたり近くにママやパパの存在を感じられることを望みます。
動物の赤ちゃんと違って産まれて半年~一年くらい経過しないと自分で動くことも出来ない赤ちゃんの危機回避能力なのかもしれませんね。敏感な子は危機回避能力が高い子なのかもしれません。
これらの原因がいくつか合わさって背中スイッチが発動してしまいます。
背中スイッチ対策

①姿勢を変えないようにしましょう
布団へ寝かせる時に、授乳枕を使うのがおすすめです。頭が持ち上がり、抱っこされている時の姿勢に近くなります。
また、授乳後の吐き戻しやゲップ対策としても効果的です。授乳枕の形から両肩を抱かれているような感覚にもなります。
②温度に注意しましょう
抱っこする時にはタオルや毛布なども一緒に抱っこしてそのまま布団に寝かせてあげると温度の変化が少なく、背中スイッチが発動しにくくなります。
布団乾燥機や湯たんぽを使って布団を温めておくのもおすすめです。しかし、熱過ぎても起きてしまうので気をつけましょう。
抱っこしながら寝かせる場所に座っておいて、おしりで布団を温めておく作戦を私はよく使っていました。
③徐々に布団に寝かせる
すこしずつ肌の接触している部分を減らしていく作戦です。
まず、おしりを布団へつけて大丈夫なら足を降ろし、腰→肩そして頭と少しずつ少しずつ布団へ寝かせていきます。
途中でぐすぐすし始めてしまたらすぐに抱っこし直しましょう。背中スイッチが発動される前なら抱っこしてまたすぐに寝かせることができます。
徐々に布団に接触していく面積を大きくしていき、赤ちゃんの体が全部布団についたら腕を抜くという最後の難関が待ち受けています。慎重に抱っこしている腕を抜きましょう。ここで失敗しては今までの苦労が水の泡になってしまいますから。タオルや毛布を腕に巻いておくと腕を抜きやすいですよ。
まとめ

背中スイッチについてご説明しましたが、背中スイッチは一歳を過ぎる頃から徐々に発動回数が減っていきます。
赤ちゃんの背中スイッチに悩んでいるパパやママもほんの少しの辛抱です。赤ちゃん特有のものだと思って、背中スイッチを発動させないように寝かせるミッションを楽しんではいかがでしょうか?